僕は予知夢を見たことがある。まだ起きていない未来のことを夢でみるあれである。「予知夢を見たことがある」と言うと、多くの人が不思議そうな目で僕を見る。しかし、僕が予知夢を見たことがあるのは否定しがたい事実である。

僕が初めて予知夢を見たと自覚したのは高校時代のことである。お笑いコンビであるココリコの田中直樹さんと小日向しえさんが結婚するという予知夢を見たのだ。それは、彼らが結婚すると報道される1年も前の出来事である。

夢の中の僕はコンビニにいて、レジの横に売られているスポーツ新聞に踊るココリコ田中が小日向しえと結婚という見出しを見たのである。朝起きてこのことをまず母に報告した。「ココリコの田中が小日向しえと結婚するよ」と。母は「あ、そう。早く学校に行きなさい」と軽く僕をあしらった。しかし、1年後、僕が言ったとおりに二人は結婚した。

大学時代に知人と金沢に遊びに行った時のことだ。知人が五木寛之が通っていた喫茶店があると言うので、急遽行ってみる事になった。地図がなかったため、その喫茶店にたどり着くまでには散々迷うことになった。

1時間後にやっとたどり着き、2階にあるその喫茶店にのぼる階段に一歩足をかけた時、「この光景を見たことがある」と僕は思った。階段をのぼりきり喫茶店のドアを開ける。そこでも僕は「やっぱり見たことがある」と思う。女性の店主がひとりでやっている喫茶店で僕は紅茶を頼みゆっくりと考えてみる。そして、思い出すのだ、「ここに来た夢を見た」と。やはり予知夢である。知人は「それならここまでの道のりも覚えてて欲しかった」とこれまた軽く僕をあしらった。

そんな僕の初夢は、高校のクラスメイトが「Xbox360」というゲームハードを買ったというものだ。正しくは、「Xbox360を買いました！」とそのクラスメイトがTwitterにつぶやいており、僕がそれを見ているという夢だった。そのクラスメイトとは、高校卒業以来一度も会っていないし、そもそもその人がTwitterをしているのかも知らない。しかし、私の初夢はそうだった。ちなみに僕が見た予知夢は先に書いた2つだけでそれ以外には見たことが無い。競馬の予知夢とか見れればいいのに。

さて、股割だけれど、こちらももちろん割れたという予知夢は見ていない。しかし、予知夢なんて関係なく割るのだと、本日も股割りに励んだ。 ( 2010/01/10 22:00:00 )