デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


クラブ活動
 

鎌倉と股割り

鎌倉と股割り
割るぞという意気込みだけは十分です!

僕は鎌倉が好きである。この時期に「かまくら」という響きを聞くと雪で作る「かまくら」を思い浮かべるかもしれない。しかし、僕が好きな鎌倉は、神奈川県にある大仏や鶴岡八幡宮で有名な鎌倉である。

平均すれば僕はふた月に一度の頻度で鎌倉に足を運んでいる。
北鎌倉駅で電車を降り、円覚寺を横目に鎌倉駅の方向に歩く。途中からは鎌倉山のハイキングコースに入り、銭洗い弁天に詣でる。ここは境内の水でお金を洗うと増えると信じられており、僕もここを訪れる人たちと同様にお金を洗う。洗っている時の僕は私欲にまみれているようで、今のところ、この神社の恩恵を受けられていない。

銭洗い弁天を出て、鎌倉駅へと抜ける静かな住宅街を歩き、次に鶴岡八幡宮に詣でる。時折、境内では結婚式が行われており、そこは幸せな人たちで溢れてる。僕はその横を通り過ぎ、本宮に手を合わせ、足早に鶴岡八幡宮を後にし、海を目指す。

海とは由比ガ浜のことである。江ノ電を利用してもよいが、歩いても15分ほどの道のりなので僕は歩くことにしている。人や自動車が多い大通りは避け、時間が止まってしまったような家々が並ぶ細い道を歩く。砂浜に出る直前の自動販売機で冬ならば温かい飲み物を、夏なら冷たい飲み物を買い、由比ガ浜の砂浜に腰をおろす。これで僕の鎌倉散策はほぼ終わりとなる。

由比ガ浜は夏を除けば大抵静かである。沖にはよい波を待つサーファーが見える。また雲が多い夕方に行けば、雲の隙間から光が差す、光の柱を望むことが出来る。僕はこの光景をとても美しく思い、大変好きである。帰りは鎌倉駅まで歩き、多くの観光客と共に電車に乗り込み、僕の鎌倉散策は終わりとなる。

このようなことを、もう4年ほど僕はふた月に一度の頻度で行っている。そして、鎌倉を歩く僕はいつもひとりである。隣を歩くものはない。今年はこの道のりを女性と二人で歩いてみたいと強く思っている。目標である。

さて股割りだけれど、こちらはもう4カ月ほぼ毎日行っている。しかし、割れない。どうにか割らなければと思い、本日も股割りに励んだ。 ( 2010/01/03 21:30:00 )




△いちらんへ

 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ

個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.