いつだったか以前働いていた会社の人たちと東京湾にある猿島にバーベキューに行った。僕がその会社を辞めてからしばらくが経っていたので、参加者の中には僕が知らない人もいた。綺麗な海に青い空、そこで食べる肉は格別に美味しく感じた。

しばらくすると、その時初めて会う女性が「ついてますよ」と言った。僕は焼肉のタレのことだと思い、口を手の甲でぬぐったのだけれど、「そうじゃなくて」と彼女は続けた。話を聞くと、どうやら僕の肩には20代の女性の霊が憑いていると言うのだ。周りの人達も彼女の霊感はすごいんだよ、とバカにした感じではなくマジメに話している。

僕は驚いた。今までずっと一人暮らしだと思っていたけれど実は20代の女性と一緒に住んでいたのだ。僕はスターバックスで「アイスティー」をひとりで飲んでいるつもりだったけれど違ったのだ。二人でひとつの「アイスティー」を飲んでいたのだ。ラブラブではないか。もはやホットティーだ。

彼女は霊を払ってくれると言ったのだけれど、それは断り、どうすれば僕にも霊が見えるようになるのかを教えて欲しいとお願いした。でも、先天的なものだから、と断られた。努力ではどうにもならないこともあるのだ。

さて股割りだけれど、こちらは努力でどうにかなるはずだ。一刻も早く割るぞと意気込んで、本日も股割りに励んだ。 ( 2009/12/14 22:00:00 )