前に進むための自信
翌日、残っていた10匹のアジをすべて開き、持ち帰った漬け汁を使って干物を作る。これでまた満足のいかない干物しかできないようなら、くさや作りなんてできるわけがない。果たして干し上がったアジは、我ながら見事といえる干物になっていた。使いまわした漬け汁のご利益か、いつも作る干物以上の風味と思えた。干物以上くさや未満、一筋の光明が漬け汁の中に見えた。 ( 2009/12/10 02:33:00 )