夜中ぼさぼさの頭でチキンラーメンを食べた。美味しい。でも、夜中と言う時間がいけないのか、将来への漠然とした不安に駆られチキンラーメンが喉を通らなくなる。そして、ついにはトイレで吐いてしまった。どんだけチキンなんだと思う。あるいは今のダジャレを言うために体が吐かせてくれたのだろうか。

僕はお腹もすぐにゆるくなる。一番はコーヒーだ。これを飲むと10分後には僕はトイレの中にいる。

いつだったか女の子と喫茶店に入って、僕はケーキセットを頼んだ。セットではコーヒーかティーを選ぶことができる。僕が「ティーで」と店員さんに告げると、彼女は「え、ティー」と言った。僕は知っている。コーヒーをブラックで飲む方が渋くてカッコいいことを。でも、それを飲むと僕はトイレにこもることになってしまうのだ。

「この人とはいろいろな意味で夜明けのコーヒーは飲めないな」と彼女は思ったのではないかと僕は不安になった。確かに飲めないのだけれど。しばらくすると注文したものが運ばれてきて、彼女はコーヒー飲んで、僕は美味しそうにケーキを食べてティーを飲んだ。生クリームが美味しいケーキだった（彼女はコーヒーしか頼まなかった）。

ケーキを食べ終え彼女を見ると、コーヒーを飲むその様子がとても美しくて、迷っていたが、今日、彼女に好きだと伝えようと決めた。すると、極度の不安（とても勝ち目の無い告白だった）で僕は吐き気を催しトイレに入った。コーヒー問題は回避したが、吐き気問題は解決できなかった。そして、結局その女の子に僕の気持ちを伝えることは無かった。

さて股割りだけれど、こちらも本当に割れるのか不安だ。しかし、道端で吐くわけにはいかないので頑張って、本日も股割りに励んだ。 ( 2009/11/26 21:00:00 )