秋晴れの空の下を走る東京へと向かう新幹線に乗っている。 僕は窓側の席に座り流れるのどかな風景を眺めている。車内はがらがらで隣の3人がけの席では、サラリーマンが我慢できる範囲のいびきをかいている。
携帯電話がなる。大学時代の女友達からのメールだ(ものすごく久しぶりで驚いた)。やっぱり女性からのメールは心が躍る。そんな年頃だ、僕は。
彼女は休みで一日やることがないらしい。そうメールに書いてある。彼女の家の近くにできたお店の名前(チョモランマという居酒屋ができたそうだ)とか、仕事が忙しい等々が書かれたメールをやり取りする。
「家の近くに幼稚園ができた。仕事に行くとき、その前を通るのだけれど、子供を見ていると私もお母さんになりたくなるよ」と書かれたメールが来る。
僕は考える。これは「私をお母さんににして! 地主君!」ということか、と。いろいろ考えて「じゃ、僕がお父さんになろうか」とクールにメールを送る。
あれから一週間、彼女からのメールはない。新幹線の中でそのメールを送ったあと、ふと外を見ると、ちょうど新幹線はトンネルの中に入り、僕の顔が窓に映った。その顔は薄汚いニタニタした鼻の下が伸びきった顔だった。全然クールじゃなかった。
さて、股割りだけれどこちらは筋が伸びきらない。伸びきったら開脚できるのにと思いつつ、本日も股割りに励んだ。 ( 2009/11/10 21:00:00 )
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