男2人の生活はご飯に困るらしく、今日も何を食べようかと、そんな話をしていた。冷蔵庫の中を見て牛とじ丼を作ることになり、父が料理をする横で、僕は父に仕事のことをいろいろ聞いてみた。
研修は今日までで、明日からはいわゆるOJTらしい。朝7時半に朝礼をやって、そのまま翌朝4時半まで乗車、それから営業所に戻っていろいろやったのち、家に帰ってきて3時間の仮眠、昼間は起きて夜にまた寝て、翌朝7時半からまた乗車、というのが基本サイクルとのこと。一日おきに働くわけだ。
この7時半というのがネックで、茨城の実家から始発の高速バスに乗ると営業所に着くのが7時半ぎりぎり、道路の状況によっては間に合わないこともあるので、それで僕のアパートから通う必要がある。で、タクシーはノルマさえ達成すればあとは裁量労働なので、この7時半という出社時間を遅らせてもらうことが出来るはずだったのだけど、今週、所長と面談した感じだとしばらくは基本サイクルでやらなければダメとのこと。
という事はだ、もうしばらくは僕の家に居続けるわけだ。そしてそして、所長の話だと半年くらいは・・・と言っているらしい。半年!?半年はいくらなんでも長すぎる。
父からその話を聞いた後は、頭の中を“半年”という言葉がぐるぐる回って、父が玉ねぎを切って涙を流しまくったという面白事件も上の空だった。
姉から電話がかかってきて、父との生活はどう?とか聞いてくるので、そっちの家に泊めてあげてよーとか話した。電話切ったあとで、親戚をたらい回しにされた祖母と祖父のことを思い出して、今すごく反省している。 ( 2007/10/30 23:00:00 )
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