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雨乞い部

俳句を詠む


 いまのところ5回中2回も雨。なんて絶好調なんだ。だんだん恐ろしくなってきた。世が世なら魔女裁判で火あぶりものだ。しかし今は21世紀。セーフ!安心して今日の雨乞いに移りたい。


 今日は「俳句を詠む」だ。説明のために、昔話から始めさせてほしい。
 時は元禄の時代、松尾芭蕉の弟子に其角という人物がいた。あるとき其角が三囲稲荷(現在の墨田区にある)を訪れると、そこでは農民たちが雨乞い祈祷の真っ最中だった。一緒に雨乞いするように言われた其角は、困った末に一句詠んだ。


 「夕立や 田を三囲の 神ならば」


 三囲稲荷の見囲というのは「田を見まわる」という意味の地名だそうだ。「田を見まわる神なら、夕立くらい降らせたらどうなんだ」、というような意味の句なのだろう。すると空はみるみる曇りはじめ、とたんに雨が降り出したという。


 俳句ひとつで奇跡を起こし、民衆の尊敬を集めるなんてかっこよすぎる。僕も僕も!僕もまねしたい!


 さっそくまねした。其角の句は、ただの俳句ではなく神様に対するメッセージになっているようだ。しかもちょっと挑発的だ。なんだかおそれ多い感じがするので、今回はもう少し低姿勢のメッセージにしてみようと思う。ちゃんと季語も入れた。できた句は写真で確認してほしい。


五・七・五できました



今日の結果 … 晴れ


 晴れたー。やっぱり俳句ひとつで雨を降らせて尊敬されようなんて、ちょっと甘かったみたいだ。ただ仮に雨が降ったとしても、みんなそろそろ雨にうんざりしてくるころだ。尊敬してくれる民衆は誰もいなかっただろう。それで孤独感にさいなまれるよりは、かえって雨が降らなくてよかったのかもしれない。あの葡萄は酸っぱい。

( 2007/05/19 02:00:00 )




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