昨日は思いのほか雨が降ってしまった。3回目にして早くも雨。嬉しいと同時に、恐ろしくもある。このクラブ活動のせいで、梅雨入り前なのに雨ばっかりになってしまったらどうしよう。みんな、ごめん。
今回は今までと趣向を変えて、ちょっと科学的に攻めてみたい。「銀の化合物をまく」だ。 ある種の銀の化合物を大気中にまくと、それが核となって雲ができ、雨が降ることがあるそうだ。これは人工的に雨を降らせる方法として実際に広く使われているらしい。飛行機を使用して散布したりするそうだ。
銀といえば、なんだかいろんな力を持っているミステリアスな貴金属だ。不死身のドラキュラには、銀の弾丸が有効だという。中世ヨーロッパの貴族は、毒入りの食物を見破るために銀食器を愛用したという(砒素系の毒素と反応して変色するのだそうだ)。これだけいろんな力を持っていれば、お天気にも効きそうな気がするじゃないか。
人工雨のために空中に散布するときは、普通はヨウ化銀という物質を使うようだ。しかしなんだか難しくてよくわからないので、今回は自宅にある銀化合物入りの制汗スプレーを使うことにした。原材料には「銀・亜鉛・アンモニウム担持ゼオライト」と書いてある。なんだか難しくてよくわからないが、ちょっと強そうで頼もしい名前じゃないか。
制汗スプレーと聞いて、雨は神様の汗だから制汗剤は逆効果では?と思った方もおられるかもしれない。しかし安心してほしい。雨は神様の涙だから、制汗剤をかけても大丈夫なのだ。おしっこという説もあるようだが、どちらにしろ汗ではない。自信を持って言おう。「俺のスプレーで涙をポロポロ流させてやる(または尿意を催させてやる)。」
ちなみに注意点だが、うっかりフロンガスを使った製品を使用すると、雨が降るどころか太平洋の水位が上がってしまったりするので要注意だ。
| | これでも食らえ | なにかとても悪いことをしているような気になったので少しだけにした |
今日の結果 … 曇り
昨日はなんだか迷信めいたことで雨が降ったくせに、今日は科学的に攻めてみてもダメだった。やはり科学は万能ではないのか。人間は科学を過信してはならない。これは現代社会への警鐘ではないかと思う。
( 2007/05/17 02:00:00 )
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