エスカレーターのすきま、といえばガム。 ガムが詰まっている気がする。
そういえば自販機の回でもガムが出てきた。 これかもしれない。 すきまに詰めるものとしてひとつの答えができた。
ガムである。
今までに扱ってきたすきまを見直してみても、すきまに詰まるものといえばガムのような気がする。 ガムがしっくりくる。 自販機のコイン投入口のすきまにはガムである。 ジャガーのエンブレムの口のすきまにもガムである。 ビルのすきま、うんていのすきま、百葉箱のすきまにガムである。 猫にガム。 鼻にガム。 城にガム。
ガムガムガムの三拍子。 ガムガムガム、ガムガムガム、ガムガムガムガムガムガムガムで三、三、七拍子だが、あまりおめでたさはない。 あったとしてもネバっとした粘着質のおめでたさであまり嬉しくはない。 こんなこと言ったらガムの人に怒られるだろうか。 知らない人に説明すると、ガムの人というのは年末にガムをお歳暮に持ってくる人のことで、実在しない。 今さっき思いついた人のことだ。 実在しないわガム持ってきて気持ち悪いわでもう大変な人だ。 実際にはいないから怒られることもないのだが、けじめの問題だ。
何事も「けじめの問題だ。」としめることでしっかりした人風になるから不思議である。
まあとにかくガムである。
時代はガム一色と言えるかもしれない。 すきまにはガム。 これ以上の答えがあるのだろうか。 しかし本当にこれが答えなのだろうか。 正否は置いておいても、これはもうすぐにでも製菓会社の株を買ったほうがよい。 明日には店頭からガムが消えることだろう。 そしてある日このガム話が捏造であることを週刊誌に暴かれて‥‥!?
「明日最終回でーす」と部員の猫が言う。 この猫も実在しない。 ( 2007/01/30 07:00:00 )
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