山梨の「カツ丼」がほとんど「とんかつ定食」である理由が判明

カツ丼といえば卵でとじられたものを想像しますが、山梨のカツ丼はほとんどとんかつ定食でした。とんかつ定食のとんかつ、キャベツ、ポテトサラダが皿ではなくご飯に乗っかっている、これが山梨カツ丼。

もちろん山梨にも卵でとじられたカツ丼もあります。しかしそれは「煮かつ丼」としてちゃんと区別されていました。

ではなぜ山梨のかつ丼は卵でとじずにとんかつ定食をご飯に乗っけちゃったのか。お店で聞いたところ説得力のある説を聞くことができました。それは蕎麦屋の出前を前提に作っているから。

つまり、出前をするとき、とんかつ定食だと皿の数が増えてしまう。ならば、とご飯の上に乗っけちゃったのでは、と。なるほど。なぜ山梨でだけそうなったのかはよくわからないままですが、なにしろ美味しそうなので山梨に行って食べながら考えてみてもいいかもしれないですね。

ちなみに山梨かつ丼の食べ方は、まずご飯にカツが乗った状態でソースをたっぷりかける。そのあとフタにカツを移動させて食べるそうです。それではますますとんかつ定食なのでは、という意見は却下します。