谷根千のスキマ
京都でたくさんいいスキマを見つけて気を良くし、東京でもまだほかにもいいスキマがあるかもしれないと思ってやってきたのが、千駄木。いわゆる、谷根千(谷中、根津、千駄木)といわれる、下町情緒が残るエリアである。
土地勘もなく闇雲に歩き始めて数十秒、いいスキマがあった。さすが下町キングである。銀座や木屋町通とはちがう住宅街なので、これまでの「いいスキマ」の条件からは逸脱するのだが、ここのスキマの特徴は
つまり、ひとひとりが通ることができる(はず)という条件だけは満たしている。
このスキマ、ドアがついていて住人専用となっているわけだが、どちらのお宅の管轄となっているのか気になるところではある。しかし、住人それぞれの工夫がドアにあらわれているのもおもしろい。