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コラボ企画
 
通り抜けたいスキマセレクション

いいスキマ。

江戸時代からの面影を残す街には、建物と建物のあいだに、ひとがひとりだけ通り抜けられる、ぴったりサイズのスキマがある。
東京と京都で探した。

田村美葉
(たむらみは)
邪道と言われることの多い人生です。東京とエスカレーターと高架橋脚を愛しています。
> 個人サイト 東京エスカレーター 高架橋脚ファンクラブ

銀座のスキマ(前回までのあらすじ)

私とスキマとの出会いは、みんな大好きNHKのテレビ番組『ブラタモリ』で紹介された、銀座の路地である。ああ路地、いいですよねー、くらいの軽い気持ちで見ていたのだが、その路地というのが


これだ。路地っていうか、スキマ!

そしてこのスキマ、通り抜けできるのだ!

現地にあったいいかんじの案内図。こんな調子で、ひとひとりが通り抜けられるスキマがいっぱい張り巡らされている。

『ブラタモリ』によればこれは、東海道の路面店の裏側に路地をはりめぐらすことで、当時世界的にも人口密集地であった江戸の庶民の住宅需要にこたえる施策であったそうだ。そして現在でも、あえてそのスキマを確保したまま、建物だけが建て替わっている。狭いところだいすきな私のためにあるかのような場所である。興奮して放送直後の週末に観に行った。


ここが『ブラタモリ』で一躍有名になったスキマの入り口。

入っていくとこんな感じで完全に裏側。不安になるが、

なんと自動ドアが設けられていて、喫茶店の中を通り抜けられる!

タモリさんも興奮して2回通ったスキマである。
…というところまでが、以前の記事までのあらすじ(既視感のあった方すみません)。今回は、この「通り抜けられるスキマ」に焦点をあてて、たっぷりと紹介したい。

まずは銀座の未公開スキマから。


ふつうの街なら立入り禁止だが、銀座は入って大丈夫。ちゃんとべつの路地につながっている。

入っていくとコンビニがある路地。ここもタモリさん立ち入り路地。

慣れてくるとこのくらいのスキマは余裕で通り道として認識するようになるが

入るとわりと暗い道がずうっと奥までつながっていたりする(たのしすぎる)

ここも。べつの入り口からくると真っ暗なのだが

入っていくとお店が2軒あった。隠れ家すぎる。


より大きな地図で 銀座の路地マップ を表示
わたしが探索した銀座のスキマまとめがこれ。随時更新中である。


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