今回、いちばん温まる鍋だったとろみ鍋。確かにとろみがついているラーメンはいつまでも冷めない。被験者もいつまでも冷えてない。 30分後と20分後のサーモ画像がほぼ同じである。間違えて同じものを貼ってしまったかと思うほどだ。
ノーマルな寄せ鍋。食後に顔も腹もきれいに冷えている。 寄せ鍋は5人のなかでいちばん派手に震えていた。彼はフルマラソンを走り、体脂肪率が10%以下である。体脂肪率が低いと寒がりになるという話を聞いたことがあるが、そのせいもあるかもしれない。
意外に健闘した豆乳しょうが鍋。しょうがの力なのか顔の温度をキープしている。そしてそれよりこの鍋の大きな特徴は 「うまい」 ということである。実験後に他の被験者に残り汁を振る舞っていた。豆乳にショウガは合いますね。
最後に氷水を飲んでもらった
まったく水分をとってなかったので最後に水を飲んでもらった。腹に冷たい水が入ってゆくのがサーモグラフィ画像で見えるかと思ったがさすがに胃袋のなかまではわからなかった。
ただ、指は真っ青になっていた。
そのなかでもとろみ汁はくっきりと指をサーモグラフィカメラにうつし出していた。
からだが温まるのはとろみ鍋である
結論が出た。「とろみ鍋は体が温まる」、次点は「豆乳しょうが鍋は体が温まる」だ。 そして気づいたのは体がいつまでも温まっていると堂々としてかっこいいということだ。頼りがいがある。皆が震えているのに動じない雰囲気。環境にやさしく、なおかつモテる。
原始的なモテの姿を見た実験であった。とろみでモテモテ! いまさらですが、体の温まりかたには個人差があるのでこの実験の通りになるとは限りません!