環境省の提唱する冬のエコ対策ウォームビズ。ウォームビズでは、「鍋でウォームビズ」を提唱している。なるほど、鍋は体が温まる。
しかし鍋、といってもその種類はふえている。むかしはオーソドックスな寄せ鍋だけだったのに、いまやカレー鍋や豆乳鍋などそのバリエーションは広い。
こういう状況では「鍋は体が温まる」と漠然とした言い方ではなく、「○○鍋は体があたたまる」ともういっぽ踏み込んだ言い方をしたいところである。
サーモグラフィカメラで実験するぜ。
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。 好きな鍋は豆乳鍋。でも白菜とウインナーが入っていればどんな鍋でも構いません。
今回の実験鍋
今回の実験の対象は以下の5種類の鍋である。 ・カレー鍋 ・激辛キムチ鍋 ・とろみ鍋 ・寄せ鍋 ・豆乳しょうが鍋
5人の被験者がそれぞれひとつの鍋を食べる。被験者ごとに食べたあとにどれだけ体温が上がったか、その温度差で鍋の実力を測りたい。 ちなみに被験者は当サイトのライター・編集だが、今回の仕事は鍋を食べるだけという自らの技能(ライティング)をいかさない仕事である。
鍋の写真が全体に煮立っているのは寒いので早く暖まろうとしたからだろう。むかし話だったら損をするタイプである。 上の写真を撮ってから気づいたのだが、服装がよくない。あんなに厚着をしていては表面温度を測れないだろう。
この日の気温は3度。絶好の鍋日和である。参加者は口々に「寒い!」「小学校の体育を思い出す!」と言っていたが企画を盛り上げようと気遣っていってくれているものだと考えることにした(バラエティなどではよくありますよね)。
いただきます!
まずは食べる前にサーモグラフィカメラで温度を測った。サーモグラフィカメラはものの表面温度を測ることができるカメラである。テレビの実験番組などでよく登場する、あれだ。
上着を脱いでからまだ時間がたってないため、腕がやや温度高めである。これがどれだけあがってゆくだろう。 この温度は食べた後との温度の比較用なので軽く流していただいて構わない。おもにサーモグラフィカメラの自慢である(私物)。
とろみ鍋ともうひとつのとろみ鍋
今回の鍋のなかにあるとろみ鍋とは鍋のスープに片栗粉を入れてとろみを出したものである。
そしてとろみ鍋の横でとろみ鍋みたいになっている男がいた。
これだけ汗をかいたら鍋で体が温まっても逆に冷えるかもしれない。さっきも書いたがいま気温3度である。 そして撮影をしている僕(ウェブマスター)はダウンジャケットを着ている。こういうところからサイトは崩壊してゆくのかもしれない。