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ひらめきの月曜日
 
うどん餃子は本当に高槻名物か

正しいリアクション

先ほどのコックさんに教えて貰ったお店に向かう。ケータイで場所を調べるとすぐ近くだ。だんだん宝探しみたいになってきた。


魚居酒屋にうどん餃子が…?

お店に着いたがまだ営業前だった。メニューにあるかなと覗いていたら、外で掃除をしていた店員さんが声をかけてきてくれた。チャンス!

僕「すいません、こちらにうどん餃子があるって聞いたんですが」

店員さん「えっ、うどん餃子!?何ですか、それっ!?」

僕「餃子のタネにうどんを混ぜ込んで焼いた高槻名物らしいんですけど」

店員さん「えっ、それって餃子じゃなくないですか!?」

僕「そうっ!僕もそう思うんですけど」

店員さん「どちらかと言えばハンバーグじゃありません!?っていうか、何でうどん入ってるんですか!?」

僕「ですよねぇ!!!」


魚居酒屋にうどん餃子は無いわな。というメニュー。

よくぞ言ってくれた、俺もそう思っていた!という事をバンバン繰り出す店員さん。どうやら高槻の人では無いらしい。多分これがうどん餃子への正しいリアクション。

今までこのリアクションが出てこなかったのが、高槻市民がうどん餃子を受け入れているという事だろうか。

 

柔軟な対応高槻市

うどん餃子に対して同じような気持ちの人を見つけて、嬉しかったりはしたのだけれど、うどん餃子情報が途切れてしまった。市役所行ったらどこか教えてくれるだろうか。


市役所が予想よりでかくてビビる。

観光案内所的な所があるだろう。と探すも見あたらない。市役所の案内の方に「うどん餃子を食べたいんですが」というと色んな部署に電話をかけまくってくれている。

えっ、待って、店教えてくれるだけで良いよ、えっ。なんだか大事になってない?心の準備が…。と、思っていたら「本館の政策企画室にお越し下さい」と告げられた。

政策企画室!!なんだその大仰な名前の部屋は。

 

柔軟すぎて怖くなる


無機質で緊張する。

言われるがまま政策企画室へと向かう。アポ無しでフラフラと来た男にこの対応。親切すぎて心配になる。大丈夫か、これ、本当は不審者に対する罠とかじゃないか。


罠どころか資料いっぱいくれた。

緊張しながら政策企画室の案内された椅子に座っていたら、体格の良い角刈りの人が出てきた。なんか取り調べとかされそう!カツ丼!と思ったら、第一声が「何がお知りになりたいんですか」

なんとっ、逆取り調べ!!いや、逆取り調べって何だ。俺が聞きに来たんだ。

うどん餃子を出してる店は最近増えていて、完全には把握していないらしい。その中の一件を教えて貰う事が出来た。そして「うどん餃子食べてました?」って聞いたら「ええっ、あぁ、まぁ…」と濁された。

ついに確実な情報を得たうどん餃子。やっと次のページで食べます。


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