白河院同様、この庭園もまた琵琶湖疏水の水を引き入れて作られた、池泉廻遊式の庭園。日本庭園の様式に加え、芝生など西洋の庭園意匠を取り入れた、まぁ、近代日本庭園の先駆けというようなお庭だったりする。
白河院といい、無鄰菴といい、蹴上の周辺には琵琶湖疏水の水を利用した庭園が数多い。琵琶湖の水が、巡り巡って京都の庭園に使われるというのも、面白いものですな。
疏水記念館でも解説付きの見学を
インクラインの下には、船を泊めておく為の船溜まりがある。現在、噴水が設けられたりして、ちょっとした親水公園みたいになっている一角だ。傍らには、琵琶湖疏水竣工100年を記念して建てられた、琵琶湖疏水記念館が存在する。
実はこの疏水記念館、以前の記事で疏水を歩いたその際に、立ち寄ろうと思っていたのだが、その時は既に閉館時間を過ぎており、見学する事ができなかった。
しかし嬉しい事に、今回の琵琶湖疏水ツアーには、この疏水記念館も含まれている。しかも、係員の方による解説付きだ。 |