ちなみにこのガイドさん、琵琶湖疏水観光の普及に尽力されいている「近代京都の礎を観る会」の会長さんである。その説明は熱心かつ詳細で、面白い。
特に、疏水を巡る京都と滋賀の関係は大変興味深かった。
琵琶湖疏水の建設は、当時の京都府知事である北垣国道氏による計画だが、琵琶湖の水を京都に流すということで、滋賀県知事は猛烈に反対。ところが、その滋賀県知事は、島根県に転任させられ、後釜には疏水推進派が据えられたそうな。
また、今でも琵琶湖の水を利用する事の感謝金として、毎年2億2千万円が京都府から滋賀県に支払われているらしい。へー、そのような事情、全く知らなかったなぁ。 |