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フェティッシュの火曜日
 
30年前のグリコのおまけを眺める

リンゴ、月と星

ハートの次はリンゴだった。女児の好きなモチーフを的確に採用。そして畳みかけるようにペンギン。ペンギンや魔女の出る率は少なく、やっと出ると小躍りした。
グリコの戦略にそこらへんの小学生は皆まんまとはまってしまう。


雑多なイメージがあったグリコのおまけがおしゃれなファブリックに。実際あってもおかしくないデザイン。

月と星シリーズ。今みてもかわいい。

テレビの中で歌うペンギンは色が普通。

黄色、猫

この二種類は少なかった。もう飽きてきたのだろうか。それとも、だんだんおまけに興味が向かなくなったのか…。
大人への階段をのぼりかけている自分に「いいからあともう少しグリコで遊べよ!」と言ってやりたい。


黄色いのは、ひよこだったりサルだったり猫だったりしていて急に統一感がなくなっている。

黄色いのはもしかすると同じシリーズではないのかもしれないけどカラーリングが同じなので多めに見てください。
あと、ペンギンをひよこカラーリングにしてしまうのがすごい。どっちの鳥かわからない。

猫のピアノがよい出来。ちゃんと鍵盤もある。

 

'80年代後半

年代はだいたいなのでご容赦ください。私が小学校高学年の頃のグリコは、また少し変化していた。


ウッドシリーズ、みたいな名前だった。木製家具に見える樹脂を使っている。でもやっぱり初期の頃の安っぽさが懐かしくなってしまう。

私のグリコ歴史のなかでは一番新しいシリーズ。なんとふにゃふにゃ素材になってしまったのだ…。プラスチックは飲み込むと危険という事もあったと思う。


このような新手のシリーズは、私を少し落胆させると同時に、自分はもう完全にグリコは卒業なのだな…という淋しさを連れてきた。
5才の頃なら喜んで遊んでいたかもしれないが、子供時代をずっとグリコと過ごしてきたので、素材やカラーリングや可動性など、自分の中で理想的なグリコのおまけの概念が出来あがってしまったのだ。

もちろん今の子供達にとっては今のグリコが原風景になるのだと思う。私にとってのあのロボットや鳥カーのように。

涙をふいて、最後は子供が大好きなこのタイプを紹介したい。


棒を押して放すとクルクル回りますよ。

中に小さい輪ゴムや歯車のしかけがしてあって、レコードや時計の文字盤がシャーッと回る。レコードはまあわかるが、文字盤が勢い良く回る柱時計って何事か。
と、最近気づいた(昔から見ているのでそこらへんのおかしさに気付かない)。

次は、番外編と称してキャラ物などを紹介します。


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