なんだかもくもくと行われてるぞ、とは思ってた
中央環状品川線とは、首都高の一部で、いまいっしょうけんめいつくっている最中の環状線。の、一部。一番南西、その名の通り品川のあたりの部分のことだ。
つまり、前ページ最初で紹介した大橋ジャンクションと山手通りの記事の、その南側延長部分だ。
ということは、このトンネルは最終的にはあの大橋ジャンクションに繋がる、というわけ。ほほう!そりゃ楽しみ!主に工事が楽しみ!(免許持ってないからな)
で、今回見たのは、いわば大橋ジャンクションの反対側、大井の立坑だ。ここからシールドマシンが出発して、ただいまどんどこ掘っている最中。
DPZライターやっててよかったー
さて、なんでこんな立坑とトンネルを拝むことができたのかというと、それは東京土木施工管理技士会さんにお誘いいただいたからだ!ふつうは入れないからね、当然。
DPZにいままで書いてきたものをご覧いただいて「この人なら喜びそう」と思ってのお誘いだ。うれしい!喜びますともこうやって!
DPZに書いてきてほんとうよかったと思った。もし工事現場見学したい人がいらっしゃったら、DPZのライターになるといいと思う。まじで。
現場に着いたら、まずはやぐらの屋上へ。ここからあたりを一望する。
上から見おろしてみて、まず最初に思ったのは「狭い敷地でたいへんそうだなー」ってことだった。この後分かるのだが、実際、いろんな意味で狭くてたいへんなのだ。
次に印象的なのはベルトコンベア。左の写真がそれ。穴を掘ると当然土がでるわけで、それをどうするかっていうのは、トンネル掘りで苦労することのひとつなのだ。
ここでは、なんと、船に積み込んで中央防波堤・人呼んでチューボーにもっていくのだそうだ。土だからって、そこらへんに捨てるわけにはいかないのね。たいへんだ。
そしてさらに、この日は風が強かったために船が出ず、土は一時的にヤードに置かれているとのことだった。どんなにすごいマシン作ることができるようになっても、人間はお天道様にはかなわない。
穴掘るのって、想像するよりずっとたいへんなのだなあ、としみじみと思った。
思い出してみればこどもの頃砂場で穴掘ったりトンネル掘ったりしたが、けっこう苦労したな。あんなんでも。すぐ崩れて。ああいうふうにならないよう、最新鋭の技術と知恵が総動員されているのだ。人間は穴を掘るために進化してきたのではないかとすら思う。
さて、いよいよ地下に!行ってみたらもっといろいろたいへんだったのだ。