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フェティッシュの火曜日
 
パーティーグッズ化されるタレントはどうやって決まるの?

ハンズの人すごい
→そうだけどそもそもマツケンがすごい

 

ハンズの人すごいですね。今の流れも全部その人がいたからなんでしょう?

「その人が、ってわけじゃないと思いますが、特定のタレントで、っていうのはそのときがはじめてでしょうね。電話をくれたのはありがたかったですね。

毎年あれ以降ヒット商品かどうかは置いといて、なんらかは出てた。誰かがコスチュームになってますし。」

多分ここまで社会現象になれば遅かれ早かれ誰かがやっていただろうというマツケンサンバ。もちろん突き詰めればマツケンがすごいのだが。


パッケージのモデルは社員さん、お知り合い、ご家族の方など。この人が出ると売れる!みたいなジンクスもあるそうだ。

誰がやってもそう見えるものがいい
→体型なんかは似せられない

 

昨年末はマツコ・デラックスと渡部陽一が売り場で目立ってました。

「マツコ・デラックスはうちも『出さないの?』って言われたりしたんですけど、難しいですよね。ああいうダボッとしたロングドレスなんかは普通の人が着ても。

例えばHGや今回のカメラマンは我々みたいなのが着ても誰かわかりますけど。太らせるというかああいうボリュームを出すのは難しくて。

誰にでも簡単に真似られて、そこそこ安くっていうのは難しいです。」

たしかに体重や体型は衣装でどうしようもない。実際の売り場ではマツコ・デラックスのフェイスマスクが売られていた。そこももう一つ賢いと思わされる。


「スローなカメラマン3点セット」スローなカメラマンと言われましても。

矢島美容室グッズが予想以上にあったが
→メーカーにとっておいしいキャラクターだった

 

「うちは戦場カメラマン風というのを出してましたが、別のメーカーなんかはAKBですか。

ああいう人数多いやつはね、いいんですよね。(絞り出る羨ましそうな声)

うちでマイクのおもちゃが毎年何万本と売れるんですけど、誰がこんなに買ってくれるんだろう?と思ってましたが、AKBとかやる場合にいるんでしょうね。

矢島美容室なんかも三人でやるのが普通ですから。かつらもメガネも必要だ、とかなるとまた小物が売れていいんですよね。(具合よさそうな声)

矢島美容室は本人たち変装ですからね。フリがあってアップテンポな歌があって、口パクでもそりゃ盛り上がるだろうなって思いますね。」

たしかに「矢島美容室ってそんなに売れてたっけ?」と思うほどパーティーグッズ売り場が矢島美容室一色だった時期があった。

売り場の人が熱狂的な信者だとかそういうんじゃなかった。それにはこういうおいしい理由があったのだ。


他人の会社でズボン下。まぬけさに反して、七五調で語感がいい。

いつ商品が決まるんですか?
→夏がベストだが、〜10月までには

 

年末にその年を代表するタレントの衣装が並ぶとして、それはいつまでに決まるのだろうか?

「こういった商品は10、11、12月の季節に一番売れるんですよね。

それまでに商品を作ろうと思ったらそれこそ夏とか、6月7月くらいにある程度考えが決まってというのが生産の目処もたって理想的。

それより遅く9月10月くらいからブレイクしてる人がいる場合、大体12月くらいまでは売れています。急いで作ることもあります。

でも11月でタレントが売れても、生産間に合わないし、数量も見切りでやるしかないしね。それがそのとおりいけばいいけど、売れなくて在庫抱えたりとか今までありましたね。

例えば真夏に私が裸にブーメラン(戻ってくる方の)一丁でCD出して100万枚売ったとする。それはこの業界では、カモがネギ背負ってきよったみたいに言われるのだろう。

じゃあ、この人にしよう、っていうのは誰が決めるんですか?


コント「洋服屋にて」

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