おしい!
広大な地下は、東京メトロ、JR、地下街、ビルの地下フロア、などさまざまなエリアにまたがっていて、それぞれの地下に対するコンセプトと、なにより律する法律が異なるので、おのずと雰囲気が変わる。
まずは大手町。質実剛健な佇まいを旨とする地下コンセプトがたのもしい。ほんとか。
上の行き止まり。これがおもしろかった。地図で見ると、呉服橋交差点を越えて掘り進めばすぐに日本橋のカジュアル地下と繋がる。
日本橋に繋がるということは、そのまま茅場町まで繋がるということだ!両駅はこれまたひじょうに魅力的な地下通路で繋がっているので!
おしい!なんでここ繋げなかったの?さらに広大な地下パラダイスが繰り広げられることになったのに!
で、よーく見ると、その交差点のところ、首都高八重洲線が走ってる。そうかー、掘り進んじゃうと首都高にぶつかっちゃうわけかー。おしい!
ここ、通れるようになってる!
さて、大手町から東京駅周辺に入ると、JR管轄になったとたん雰囲気が一変する。
商店街になるといきなり雰囲気が変わる。もはやメトロ的通路ではない。しかもぼくが今回びっくりしたのは、八重洲の地下街ってもっとやる気のない感じだったのに、なんだかふつうにこじゃれたお店とデザインに一新されていたことだ。
で、もうひとつびっくりしたのは、東京駅の南側で八重洲から丸の内側に行けるようになっていたこと。東京駅、まだまだ着実に変わってる。
ま、「行けるようになっていた」って、もともと地上に上がれば行けるんですけど。
ドラキュラか
そうそう、この「いつのまにか地上出たら負けね」みたいな心持ちに我々がなっていたのもおもしろかった。
ちょうど丸の内側に抜ける場所に、地上に吹き抜けているポイントがあった。
「大山さん、ここ通ってもいいんですよね?」
って、なんでだか「太陽の光浴びたら死ぬ」みたいな躊躇をしてたのがおもしろかった。ドラキュラか。
ここ以外にも道中、しばしば太陽の光場見える場所があったのだが、みんな後半にもなるとさすがにお天道様が恋しくなるとみえて駆けよってた。
ほかにも地下ならではのおもしろい行動が見られた。
さて、後半、日比谷から銀座へ!
そう、日比谷の地下といえばあれだ。