市町村合併とともに閉国
観光物産センターの方に、「大金いかんべ共和国」はどうなったのか聞いてみた。 それによると、旧南那須町が2005年に烏山町と合併し、那須烏山市となったのを機に、「大金いかんべ共和国」は解散したとのことだ。
なにか当時のなごりはないかときいたところ、はっぴを見せてくれた
それまでこの観光物産センターには大統領府が置かれており、パスポートを取得して「国民」になることができた。 当時は宝くじの販売も行っており(普通の自治宝くじ)、縁起をかついで購入しに来る人で賑わっていたそうだ。
大金神社
観光物産センターのとなりに「大金神社」というちいさな神社があり、その鳥居には「大金いかんべ共和国」国章はまだ残っているという。
残念ながら「大金いかんべ共和国」はなくなってしまったが、いまでも「いかんべ祭り」なるお祭りは開催されているらしい。
バッジがまだ売られていた
観光物産センターで、なにか売り物で残っているグッズはないかと聞いたところ、このピンバッジがあったので、記念に購入してきた。 最近はゆるキャラとかB級グルメなどで町おこしをしている地域は多いが、ミニ独立国の現状を考えると、複雑な思いが残る。