あっさりとうまくゆく
自分観測衛星試作機を打ち上げたところ、いとも簡単(略してイトカン)に自分観測に成功した。
いや、そうでもない
実験は成功したかに見えたが、衛星の軌道がどうも安定しない。
すぐに動く
いくら固定しても、どうしても衛星が下方向にずり落ちてくる。 固定しては軌道がずれ、軌道がずれては修正しをくり返す。 やはりそう簡単には成果が得られない。
仕事にならない
自分観測衛星であるから、自分の日常を観測するのが本来の目的なのだが、衛星の軌道微調整に手が取られてしまい、普段の仕事がまったく進まない。
ステーが曲がった
観測衛星の重量が、自作のステーでは耐えられないようで、よく見ると金具が大きく湾曲していた。 これではカメラの落下等の危険もある。 設計の見直しが必用なようだ。
売ってるものって素晴らしい
やはり自作品では強度的に問題があるので、なにか市販品はないかと探したところ、三脚の先につけて高さを伸ばす延長ポールが適切であることが判明し、早速調達した。
撮影範囲も広がる
延長ポールは自作のステーよりも長くすることができる。 これによって観測範囲も広くなり、しかも軌道が安定するという、二つの相乗効果が得られた。
問題を解決しながらの成功
はやぶさも、数々襲い来るトラブルを、研究者達の知恵と熱意で乗りきり、ミッションを成功させた。 僕も同じく、試行錯誤を繰り返しながらミッションを成功へと導こうとしている。
こんどこそ完璧なはず