今度は直径2kmのZくんです
さて、アプリを使ってのGPS地上絵成功に気をよくしたので今度はもっと大きいZくんを描いてみることにした。顔の直径が2kmある。デザインは臨海公園に描いたZくんと同じで、それをそのまま葛西の地図に重ねただけだ。
一応全く通れなさそうな道は避けて配置してみたが、細かい道までは検討してないので本当にこの通りに行けるかどうかは謎。
行き当たりばったりでやってみる。
iPhoneは自転車に設置
直径2kmともなると歩いて移動するのは嫌な距離なので、自転車にiPhoneを設置した。「ネジを付ければなんでも三脚になる」を書いた時に付けた1/4インチネジに自由雲台を付けて、そこにiPhoneの固定器具を付けた。
固定器具は挟んでるだけで、ネジがゆるむと落ちる心配があるのでDockコネクタに差し込むタイプのストラップを命綱として付けた。左下の写真がそれ。
自転車にiPhoneを付けて地図を表示すると、カーナビみたいになって面白い。ボロボロ自転車に付けてるのがなんだかちょっと間抜けでもあるけど。
線に沿って適当に道を選んで走ります
さて準備が出来た。まずはどこか適当な線の上に移動してスタート。GPSロガーの記録を開始する。
何年か住んでる葛西とはいえ、用がない場所には行かないのでルートの半分くらいは行ったことがない場所だ。線に沿って都合良く道があるかどうかは行ってみないとわからない。
アプリを開発する手間を地図作成にも少しは割くべき、というのが常識的な大人の意見だろう。事前に完全なルートを決めておけば困ったりしない。でも、そういうのをこのサイトの記事に期待しちゃダメだ。
行ってみて、よくわからないところではiPhone標準のGoogleマップを使って先の道がどうなってるか調べながら走った。面倒になって調べずに走ったところもあるけど、行った先が行き止まりだったり曲がれずルートから大きく外れそうになって引き返したりした。
それみた事か、という感じだがDIY GPSを使うにしてももっと細かい地図で綿密にルートを決めてから走った方が楽だと思う。その場でルートを決めるのはなかなかに大変だった。
開始から2時間。直径2kmのZくんが葛西の街に出現した。
2時間の苦労を見てやってください
さて、完成だ。直径2kmのZくんで、円周部分が約6.3km。全走行距離は20kmだった。そんなに走ったのか!と思ったが、GPSロガーが20kmと言うのだから正しいのだろう。Zくんを地上絵にする場合、直径の10倍の走行距離になるのらしい。ひゃー。
では見てください。バーン!
おおむねZくんだと思うが、細かい部分でちょっと問題があるような気がする。大きく4つに分けて見ていこう。
1.額のZマーク
Zマークは形が複雑で道に沿って描くのが難しかった。現地でGoogleマップを使って通れる道がないか調べたのだけど、土地勘のない場所で正しい道を選ぶのは難しかった。
青い線は今パソコンでGoogleマップを開いて考えてみたルート。それでも「Z」っていうよりは「工」って感じもする。もしくは「之」。
2.口
口もDIY GPSで設定したルートとは全然違う形になってしまった。まず1の部分は無駄に凹んでしまった。下に凹まさずまっすぐ行けばよかったのだけど走ってるときはわからなかった。
2の部分は道を間違えた。余計な線が描かれてしまって残念。3は小さいミスだけど、1と同じで曲がるところを間違えて余計なへこみを作ってしまった。
4は真っ直ぐ南に行かず、一度西に向かって口の輪郭線を接続するべきだった。そのせいで口の右側が下に垂れてよだれを垂らしてるみたいになってしまった。
3.右の頬
右の頬の辺りは土地勘があったので細かい地図は見ないで適当に走っていた。そしたら曲がるところを間違ってしまって無駄にグニャグニャした輪郭になってしまった。
正解の青い線の方がよりスッキリした輪郭になっただろうに。
4.右の頬
4の額。道が無くて内側に凹ませてしまったが、頭を内側に凹ますとなにやら危険な香りがしてしまい良くない。
地図を見ると、綺麗に繋がっている道はないけど、ちょっと外側に膨らむ道があった。そっちを通った方が輪郭は綺麗に描けたと思う。
色々反省点はあるが、思ったより綺麗に描けた
なにせ細かい道は全然決めず、地図に描いた線に沿って自転車で走っただけだ。それでこのくらいZくんっぽいものが描けるのだからなかなか面白いと思う。自分で言うのもなんだけど。
これは直径2km。このサイズだと50mくらい間違えると結果に影響が出てしまうが、もっと大きい絵ならもっと間違いに寛容になるはずだ。
そう思ったのでもっと大きいZくんを東京に描いてみようと思いました。