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はっけんの水曜日
 
ナイフとフォークで食べる

これは外食だ!!

興奮してびっくりマークを並べたくなるほど、ナイフとフォークで食べるのり弁は外食感にあふれている。
これは完全に「おあしす※」といっていいだろう。

※僕の中での"キングオブ外食"であり、レストランといえば「おあしす」だ。街いちばんのショッピングゾーン、長崎屋の中にあった


かなり外食ですわ

とくに「ちくわ」が外食感たっぷりであった。

ちくわって食いにくいじゃないですかぁ、長くてそのくせもにょものしてぇ、それがナイフとフォークを使えば、すごく食べやすいんですよぉ。
通販番組風にいうとこんな感じだろうか。
ナイフとフォークは、道具として純粋に優れているなと改めて感じた。


あ、食べやすい
シュウマイも切るとたべやすい

これはすばらしい

食べやすいだけではなくて、ナイフとフォークを使うと、箸で食べるときにくらべて、一呼吸置くような感じになる。
それが、きちんと「味わう」ことにつながるのだ。
いつものり弁なんて味わわないで食べているので、それだけでちょっとちがう。
明らかに、のり弁がいいものになっている。


のり弁は思っていた以上においしい

マナー違反

最近、フォークの背にご飯を載せて食べるのはおかしい、という話を耳にするが、僕はそうやって食べるのがいちばん効率的だと思う。
もちろん右手に持ってガシガシ食べるのが食べやすいが、イギリス式のテーブルマナーでは、フォークを持ち替えるのはマナー違反だそうだ。
それに、右手でもって食べたら外食っぽくなくなるではないか。


これは外食っぽくないので(食いやすいけど) ダメ、絶対


実は公園にいます

これまで説明していなかったが、いま僕がいるのは公園だ。
なぜ公園にやってきてナイフとフォークで食べているのか。
それはこの公園、火気の使用が可能だからである。


行く夏休みを惜しむ子供たちがたくさん

サンマをナイフとフォークで

火が使えるこの公園で、サンマを焼いて食ってやろうというのである。
まもなく旬を迎える脂ののったサンマを、ジュージュー焼いてナイフとフォークで食する。
なんたる贅沢なブルジョアジーであろうか。


焼きませサンマ

さて焼くぞとコンロにのせたら、そういえば箸がないことに気づいた。
サンマをひっくり返すのに、ナイフとフォークじゃちょっと心配だ。
こりゃまいったと思っていたところに、さっきののり弁を買った時についてきた箸がひょっこりとでてきた。


奇跡の箸

今年はサンマが高いらしいと聞いていたが、今回買ったのは刺身用の生サンマは158円だった。
安い時は100円を大きく下回る値段で売られる時もあるので、それと比べると高いが、思っていたほどではない。


立ち上る煙、踊る炎
箸は便利だ

もっと高級な魚もたくさんあるけれど、うまさと値段のバランスでいったら、サンマのコストパフォーマンスはすばらしいと思う。


はみ出ています

ナイフとフォーク 大活躍

買ってきたサンマが大きく、また、手持ちのコンロが魚を焼くには小さいため、サンマの中央部分しか焼けない。
そこでナイフとフォークの登場である。
真ん中から半分に切った。
ナイフとフォーク、超便利。


これさえあれば
半分に切って解決

焼けました

いい感じにサンマは焼けたので、お皿にのせていただこう。

脇に味ぽんがわざとらしく写っているが、これはサンマを買った時に売り場でおばちゃんに「脂がのってるから味ぽんかけるとおいしいよ」と勧められて、ついつい買ってしまったからで、もぐもぐゴンボでいつもケチャップが写っていたみたいな理由ではない。


ディナーサンマ いただきます


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