残るはバスのみ
ブドウ糖の過剰摂取で脳がおかしくなりながら、列車はようやく様似駅に着いた。
ここから襟裳岬までは1時間のバス移動が残るのみ。 それまでに飴は溶けるのか。というかまだ残ってるのか。
特に意識してなかったのだが、自分撮りしてみるとすごい険しい顔で写った。 確かにきつかったけどいくらなんでもだと思う。 首都圏なら間違いなく職務質問されてる。
それでいて飴を舐めてるのだから、怖いんだかカワイイんだか分からない。
そんな感じで駅周辺を散策していると、襟裳岬に行くバスがやってきた。
これが最終の交通手段であり、飴を溶かすラストチャンス。 襟裳岬に着くまでに溶かすか溶かせないか、飴との最後の戦いが始まる。
と勇んでバスに乗ったつもりが、 あまりの甘さに耐えかねていつのまにかコーヒーを飲んでしまっていた。 すごいおいしい。もう甘い誘惑なんて結構。これからは苦みの誘惑だ。
でもコーヒーを飲み干したら問答無用で飴が待っている。
ここまでくると飴のサイズが小さくなって口の中に入れられる。これで全体を一気に溶かせるようになったため大幅なペースアップ。これは襟裳岬までにかなりいい線いけるんではないか。
ただ普通に舐めるよりもっとマヌケに見えるのは残念だ。