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フェティッシュの火曜日
 
くるくるキャンディは230km移動してる間に食べきれるか

結果発表

札幌から飴を舐め続けること五時間半、距離約230kmの移動も ようやく終わりを迎えた。

問題はその終わりが飴の方にも来てるのかどうかだが・・・


残ってた。

なんなんだろう、この物体は。

こんなに長い間食べ続けてもなくならない食べ物があったなんて信じられない。

どんな大盛りの店が出す特大カレーより時間かかるだろうし、 どんな大食いチャンピオンでも1時間以内に食べることは不可能だろう。


こんなにがんばったんよ。

あれだけ太く大きかった飴も残りはこれだけ。もう20分もあれば完全に食べ切れていたと思う。

「あと20分もかかるのか」と思われるかもしれないが、飴の時間単位というのはそれぐらいあるのです。


串に刺したタマネギではありません。
あそこまで距離を伸ばせば完食できるだろうけど死ぬ。

ずっと食べかけの飴写真ばかり載せてきたので最後は良い景色をご覧ください。

 

溶かすには6時間10分かかる

襟裳岬まで行ってる間に食べきることは出来なかった。 ではいったい何グラム溶かすことが出来たのか。

帰ってから計量してみた。


小さくなった飴を前に、なぜか感傷的な気持ちになる。
その重さ、約10g。

食べる前に量った重さが85gだったから、今回の移動中に溶かせた量は75g。

これを元にあってるのかあってないのか分からない非常にあやふやな計算を行うと、

75(溶かした重さ,単位:g)÷330(5時間半)=0.23

で、1分間に溶かした量は0.23gとなる。 その結果から残り10gを溶かすのに必要な時間は、

10(残りの重さ)÷0.23(1分間で溶かす重さ)=43

あと43分で残りの10gを溶かすことになる。 つまり飴1つ85gを溶かすには、約6時間10分かかる計算だ。

今回の移動速度は平均時速約42km(230kmを5.5時間で移動したので230÷5.5)なので、 今回のスピードで飴1つを溶かすのに必要な距離はだいたい260kmぐらいか(42km×6時間10分)。

飛行機に乗っていたとすると、飛行機の速度を時速900kmとして、飴1つ溶かすあいだに飛行機は約5,544km進む(時速900km×6時間10分=5,544km)。

地球一周を40000kmとした場合、


 

もう一度言いますが計算はとても適当なのであまり真に受けないでください。

現実的にはもっと時間がかかりそう

今回の企画ではとにかく飴を一定のペースで舐め続けていたので、 なんとか5時間半(それでも充分長いが)で75g減らすことが出来た。

でも普通に食べるとしたら当然休みながらちょっとずつ減らしていくわけで、 実際にはもっと時間がかかって、距離も伸びるだろう。

当サイト木曜ライターのべつやくさんの話では、 食べきるのに3日かかったらしい。 そこまでいくともう非常食である。

まだ予備に買った飴があるという地獄。

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