ここもすごい数だ! 「ふれあい石像の里」
先の「石仏の森」もすごかったが「石像の里」も負けていない。向こうのメインは500体の羅漢だったが、コチラのメインはここを作った古河睦雄さんの420体にも及ぶ友人知人などの石像だ。
驚くべきは友人知人がそんなにいることだ。僕にはそんなに友人知人がいない。そこ! と思われるかもしれないが、かなりの数だ。
何でも友人などに写真を持って来てもらい、それを中国に送り石像にしてもらうのだそうだ。さぞ、石像になった友人も嬉しいことだろう。僕にはそんな友人もいない。
いい顔している
もちろんコチラも一人ひとり顔が違う。話を聞いたところ、かなり本人に似ているのだそうだ。さすが中国4000年の歴史。僕はその人をもちろん知らないけれど、いい表情をしている石像もたくさんあって見ていて面白い。
管理人さんの話ではもう石像は増えないと言っていた。僕もぜひ石像にしてもらいたかったと思うのだが、それはかなわぬ夢だ。比較的新しいと思われる白い石像は眩しい。仕方がないので、そんな石像になりきり混ざってみることにした。
かなり引いたところから写真を撮れば石像の仲間になれた気がする。しかし、汗ばんだ体に白い全身タイツがベタベタと引っ付き気持ちが悪い。ザ不快! なんのだ。しかし、初の全身タイツに割りと満足している自分もいる。なんだろう、この矛盾。富山の思い出の一つだ。
羅漢もある
コチラには全部で720体の石像があり、420体が友人知人などの石像で、残りの300体が羅漢となっている。石仏の森の500体の羅漢と合わせて八百羅漢となるわけだ。もう見慣れてきているが、やはり数が揃うと凄い。AKB48のファンの気持ちがわかる。数がいればいいのだ。
その他にも動物の石像などがあったりと「森」と「里」で2時間ほどがつぶれる一大アミューズメントパークとなっていた。
飛騨からのツーリングの方が時折、この石像の山にバイクを止め「なんだこれ、すっげ〜」と言い、またバイクを走らせて行く光景を目にした。彼らはあまりじっくりと石像を見ないのだが、それはもったいない気がした。ここはじっくりと見るべき価値がある場所だ。
おおざわの石仏の森 富山県富山市牛ヶ増家高割1092 電話:076-467-5588 無料休憩所は4月1日から11月20日までの9:30〜17:00まで開所。 休業日:火曜日
ぜひ行こう!
富山の観光名所をあげる時に「石仏の森」はあまり出ないだろう。みんな富山はさておきとお隣の金沢に行ってしまう気がする。「はくたか」の乗車客も多くは金沢に行くようだった。しかし、声を大にして言いたい。人生で一度はこの石像群を見たほうがいいだろう。人生で1、2を争う異様な光景で感動してしまった。