優雅! 優雅! ハープはこれだよ!
初心者でも音楽になるので面白いと思い始めていた矢先に先生から「グリッサンドをやってみますか?」と提案があった。「グリッサンド」とは指で滑らかに弦を弾くものだ。僕が思っていたハープのイメージがこれだった。
すごい! 初めてハープに触れたのにハープっぽいことが出来ている。僕が求めていた「優雅」の音だ。しかも、ものすごく「出来た!」感がして満足感がある。僕が湖のほとりでしたかったのはまさにこれだ。オレ天才! と酔いしれていたら先生もグリッサンドをしてくれた。当たり前だが、比べようが無いほどすごかった。
一週間も練習すればこのくらい出来る、と先生が言っていたがそういわれるとハープを習いたくなる。ハープはセレブリティと先に書いていたがもっと身近な物に感じ始めていた。面白いのだ。
レバーハープも
300万円弱のグランドハープを堪能したので、今度はレバーハープを体験させていただく。グランドハープの次なので小さく感じるがこれだってそんなに小さいわけではない。そして、個人的にはこちらの音色の方が好きだ。僕はシティー派にはなれないようだ。
ハープは演奏中にグランドハープならペダルを踏むことがあるし、レバーハープならばレバーを手で上下させることがある。実はかなり忙しい楽器だ。しかし、僕のレベルではそんなことはまだ要求されない。こちらも教えてもらえばキチンと音楽になるから面白い。
ハープを習う人々
ハープ教室に通っている方は、女性が多いそうだが男性もいるそうだし、年齢層も幅広いそうだ。子供もいればお年を召された方もいるのだとか。また思い切って「この格好でハープを習うのは間違ってますよね」と聞いたら、別に大丈夫ですと言ってくれた。
僕が知りたかったハープを習おうと思うキッカケは、どこかでハープを生で聴いて感動したなどがあるそうだ(生で聞いたら確かに感動した)。他にも結婚式に弾くためにと花嫁自らが習いに来たりもするそうだ。結婚式にハープは似合う気がするから頷ける。
先生がすごいのか!
撮影を編集部の安藤さんにお願いしていたのだけれど、先生の提案で安藤さんもハープに挑戦することになった。僕は先生に手取り教えてもらって音楽を奏でることが出来たが、実は兼ねてから眠っていた僕のハープ奏者としての才能が開花し始めているのではないかと思っていた。
先生が安藤さんにも「次はここ」と指示をすると僕よりも上手にハープを奏でた。リズム感が違う。また弾く力によって音色が変わるが、安藤さんの方が僕より音色が心地よい。僕には兼ねてからのハープの才能は無かったようだ。でも、面白いからいいや!