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土曜ワイド工場
 
理想の空き地を求めて

敷地のプロポーションと大きさも重要だと思う

いやほんと、だれかここまで読んでくれているのか。だいじょうぶかなあ。ずっと空き地だしなあ。


空き地といえば空き地なのだが…

「まわりとの関係」「アイテム」そしてさいごに「敷地のプロポーションと大きさ」。これが空き地感の3要素だと思う。

敷地のプロポーション。マニアック!いや、さいしょからマニアックだよな、空き地だし。

なにかというと、敷地の縦横比だ。上の写真を見てほしい。これを空き地と呼べるかどうか。ぼくはこれは空き地ではないと思う。なぜなら細長いから。


これも細長く、奥で広がっている。これはびみょう。今後の研究を待ちたい。

空き地の理想のプロポーションは正方形をややつぶしたぐらいのやんわりとした長方形だ。ぼくは。4:3ぐらいかなあ。5:4ぐらいでもいいなあ。

上の2例のようなのは空き地とは呼びがたい。奥で広がっているというせいもあるが。つまりこれは言うなれば「空き道」だろう。

これを空き地と呼んでしまっては、れいの「暗渠ストリート」だって空き地になってしまう。それはどうかとおもう。


だってこれは空き地ではないでしょう。(「暗渠ストリートを鑑賞する」より)

そういう意味で言うと、こういうのも「空き地」とは言い難い。


今回出会った、見渡す限り空き地の、大空き地地帯。空き地豊穣の地。いわゆる「乳と蜜と空き地の流れる場所」だ。しかし…

道路を通すために何キロにもわたって立ち退きをしてもらっているところなのだ。

一見、空き地だらけの空き地天国のようだが、これもぼくは空き地とは呼びたくない。

これは道路を通すための土地。つまり延々何キロにもわたって帯状になにも建っていない状態が続いている。これは空き地とは言い難い。

やはり、空き地には適度なプロポーションと大きさがあると思う。「ぽっかり感」が大事なのだ。

 

今回見たなかでいちばんの空き地

さて、さんざん「空き地とは何か」を論じてきたが、それらを総合して、今回いちばんの空き地をご覧いただきたい。


なけなしの柵。その柵の素材も良い。まわりとの関係もいかにも「未利用地」って感じだし、この草ぼーぼーなのもいい。あまりにすてきなのでソフトフォーカスだ。

前ページ最初のものと甲乙付けがたいが、暫定的にこれをベストオブ空き地としたい。

これに迫る良い空き地あったよ!って見つけた方はご連絡ください。

いないかなー。いや、いると思うんだよね、空き地好き。

今後も集めていきたいと思います

いつにもまして共感しづらいテーマで申し訳ない。でもぼく、「空き地ブログ」作りたいぐらいだよ。

数日後には空き地になっているであろう物件。また行かなきゃ!


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