問題は「空き地感」だ!
そう考えると、くだんの『ドラえもん』におけるエピソードは非常におもしろい。なぜならずっとあそこが空き地のままだったら、それはもはや空き地ではないからだ。
あ そこが空き地であり続けるためには、空き地でなくなる必要がある。そういうジレンマを打破するエピソードとして、あの回は挿話されたのではないか。ドラえ もんの道具の力によって建設が回避されたが「ほんらいここには何かが建つはずだった」「またいつか何かが建つかもしれない」という暗示が生まれ、それがあ の空き地を永遠に空き地たらしめるのだ。すばらしい。さすが藤子先生!
考えすぎですよね。すまん。いや、でもそう考えると面白くない?ない?ないかー。そうかー。 |