アンモニウム態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素
続いて川の中の窒素の様子を調べたい。
樹木や食べ物のかすなどの窒素が川の中に入ると、形を変えていくのだが、どのような形の窒素が多く含まれているかに寄って、どのように汚れているのかという状態がわかる、ということらしい。
ちなみにこれで以下のようなことがわかるそうだ。ふしぎな薬のおかげで。
…上流の方まで流域一帯に汚れが流れ込んでいる (もともと硝酸イオンが多く含まれている川もある)
ひとつひとつ、チューブの中にガンジスの水をちゅっちゅっと吸って、何分か放置して、その後色を比べていく。
荒川の分で一度経験しているので、さくっと終わらせるつもりだったが、人が集まってきてやりづらい。大北さんの記事と同じようなことになっている。
インドとインフォームドコンセント
これは何だ? 何をやっているんだ?と聞かれるんだけども、なんて答えていいのか分からない。あー、うぉーたーぽりゅーしょん、あー、けみかるちぇっく、いんくるーど、あー。
つたない英語なりになんとか一生懸命説明したい。ここはガンジス。ここで生きる彼らの川なのである。(地球の歩き方みたいな文体)
とかなんとかやってる間に結果が出た。見方は、色の濃い右の方に行くに連れて、よく反応しているというふうになっている。
汚いガンジスの汚名返上
なんとガンジス川の方が綺麗だったのだ! どれもガンジス川の方が低い数値をたたき出していて、どちらかというと、荒川の方が汚いとも言えそう。(今回の方法によれば、だが。)
汚い汚いといわれ続けたガンジス川だが、排水とか汚水とかの基準でいうと、結構きれいらしい。汚名返上とはまさにこのことではないか。