油物とめんつゆは、鉄板の組み合わせ
用意した食材は全て揚げ物。スーパーのお惣菜コーナーで買ってきた。
海老天、キス天、ちくわの磯辺揚げの天ぷら3品。 イカフライ、アジフライ、メンチカツ、ハムカツとフライ4品。そして欠かせない、揚げ物の王者、鳥唐揚げ。
はやる気持ちをおさえつつ、まずは海老天を竹串に刺す。 とろとろと、よい加減に煮立つめんつゆフォンデュ。 遠慮なくもってりと載せて食べてみると……
うまい!
いや、はじめからうまいと分かっている組み合わせをやっているので、予定調和なのだが、やっぱりおいしい。
めんつゆのダシが衣の油へ溶け出し、それが全力で海老の甘味を押し上げる感じだ。めんつゆと揚げ物、間違いのない組み合わせである。
めんつゆフォンデュ、みんなでとろとろのつゆに揚げ物を突っ込む感じが、「二度付け厳禁」の串カツの店みたいで面白く、ついついやりたくなる。
そして、とろとろとしたジューシィなルックスが、また食欲をそそる。浸けている時間で、衣への浸み込み具合が調節でき、「ライブあんかけ」のような感じになって、また楽しい。
一番おいしかったのは、間違いなく海老天。 これは全員の意見が一致するところだった。その次はといえば、僕的にはアジフライ、そしてハムカツが次点に食い込む感じだった。
みんな大好きのちくわ天は、冷蔵庫に入れている間に12時が過ぎて魔法が解け、普通のちくわに戻ってしまった感があった。今回の残念賞としたい。
このために生まれてきたのか、と思うくらいかなわない。
めんつゆフォンデュ・パート2に移行
さて、ここからはめんつゆフォンデュ・パート2に挑戦してみたい。パート2はチーズと合わせて作る。
もともと、チーズは40%ぐらいが脂肪分なので、それ自体がものすごい油物である。ならば、普通のチーズフォンデュにめんつゆを入れてみたらどうだろう。僕の仮説が正しければ、確実においしくなるはずだ。