プロジェクターがついているデジタルカメラ ニコン COOLPIX S1000pj。
うわさには聞いていたが、まわりの人が実際に使った様子を記事で見るとやっぱりおもしろい。
これでなんかやんない?と誘われて快諾したものの、さあどうしよう。
手軽なプロジェクター…あ、これがあればゲームだって劇だってできちゃうんじゃないだろうか?
(大北 栄人)
打倒、ヘリコプターボーイズ
こういうのやってよ、と例としてあげてもらったのがヘリコプターボーイズ。元々見たことはあったが改めて見ると、ガー、すごい。このクオリティはむりでしょ。
画期的なのは「映像を動かせること」?
でもなんですごいと思うんだろ?と考えたら、映像をパパっと手軽に動かしてるからだという答えに行き着いた。
こんな簡単に映像を動かせるのはデジカメという数百グラムの機械についたプロジェクタだからだ。
手で映像を動かせるならマリオをしたらどうだろう
僕は幼少の頃にファミコンの洗礼を受けたので、未だに風景を見てマリオをしてるときがある。
風景をステージに見立てて、頭の中でマリオを動かすのだ。
以前棒にマリオの絵をつけたもので脳内イメージを実際にやってみたが、やはりその時は「…これは棒だ」という範囲からぬけだせなかった。
しかし今や映像を手で動かせる。このデジカメがあれば、いろんな風景でマリオを動かせるのではないだろうか。
ノウハウが生きる、黒バック
COOLPIX S1000pjで撮影経験のあるウェブマスターの林さんが手伝いに来てくれた。(林さんはこれで先に記事を書いていた→『昔の自分と写真を撮る』)
先の記事ですでに出ているが、投影する映像内では「消したいところは黒」が鉄則。こういうノウハウを教えてもらえてありがたい。
黒い紙を用意して簡単な背景紙を作った。これでマリオだけを切り抜いた感じになるはず。
デジカメなんだからマリオも自分で
今回はただの絵でなく動きのあるマリオにしたい。ポーズもその場でつけられるし、何よりマリオになれる!と自分が素材となることにした。
あ、「マリオになれる!」と書いたが、もうそんな願望はさすがにない。飛んだり跳ねたり、あいつも大変だ。
逆にマツコ・デラックスになれるんですが…と言われたら「その話、聞かせてくれる?」と興味本位でちょっとは動くのだが。
やはり難しいか?
速度も調整できるし、静止画を手で切り替えながら動かすのがいいんじゃないか?と思ったが、失敗。2コマでは情報量が少なすぎて歩いてるように見えなかった。
ノウハウはいただいてたけれども、この後はやはり試行錯誤を繰り返すこととなった。
試行錯誤といっても、ほぼ遊んでただけで申し訳ないけど。
こういうことじゃないだろ
あまりの見えっぷりに「これでいいじゃん、これでいきなよー」という林さんの意見に賛同するような空気になっているが…
いや、ちがう。僕がやりたかったことはこういうことじゃないはずだ。だってマリオですよ、やりたいのは。結果「よし、しゃくとりむしできた!」じゃないでしょ。
ウェブマスター・林「ヘリコプターボーイズっぽいのやって」→大北「じゃあマリオやります」→林「よしわかった、しゃくとりむしやれ」
この流れは、一体どんなパワハラなんだろうか。
色々やって、完成を見た
しゃくとりむしを見る限り、やはり動画がいいようだ。動きも走りとジャンプの2アクションに限定して繰り返す。これもやっぱりしゃくとりむしの2アクションから学んだ。
いや、しゃくとりむし、もういい。忘れたい。
とにかくマリオBOYZは一応完成。その映像がこれだー、1、2、3、4。あ、4言っちゃった。