今の時期、世間はクリスマス一色。 でもそれが終わるとすぐに正月がやってきて、 その頃にはもうクリスマスなんて無かったことぐらいになってるものだ。
しかし個人的には逆にクリスマス気分に戻されるものがある。 それはおせち料理のチョロギ。
重箱の隅にいて、赤くてねじれてる、 食べていいのかどうかもわからないアレだ。 アレはどう見てもクリスマスアイテムだろう。
納得できない人のために、チョロギはいかにクリスマスか、検証してみたいと思う。
(小柳 健次郎)
チョロギがない
そうはいっても記事を書いてる現在は12月15日。 正月商戦が本格化するのはクリスマス明けからとあって、 今の時期は全然おせち料理とか売ってない。
ましてや大多数の人が「見たことあるけど名前は知らない」ぐらい脇役のチョロギ。 いくつかのスーパーを回ってようやく見つけたのはこれだけだった。
おせちで目にする赤いチョロギはこれを梅酢漬けしたものらしい。 だからこれもいまから漬けといて正月に食べる用だろう。 たしかに現時点(15日)で完成品を買っても正月には腐ってる。
自分で漬けるという手もあるけど日数がかかる。 私事だが23日に帰省する予定なので、その日までに赤くなってないと 正月ですらないのにチョロギはクリスマスだなんだ言うことになる。 時機逃し過ぎ。
そこで食紅で一気に赤色を付けることにしました。
まさかいきなり赤チョロギを作るところから始めるとは思わなかったけど これでなんとか本来の企画を始めることが出来ます。添加物万歳!
ちなみに味はまるでなにもないです。煮まくったので食感も皆無。
チョロギはキャンドルだ
さてチョロギのクリスマス感を検証していきたいと思う。まずは一つ立ててみてじっくりと見てみよう。チョロギに見えるクリスマスっぽさはいったいなんなのだろうか。
最初に分かったのは、クリスマスキャンドルに似てるということ。この長くて先が細く、クルクルしてるのがそれっぽいのだ。先端に火を付ければさらにそれらしく見えるだろう。
チョロギはサンタだ
さらにこうするとサンタにも見える。
どこがと言われるかもしれないが、なんか、こう、赤くて三角錐でクリスマスを感じさせるものの隣に置くと視神経が「それはサンタです」と勝手に認識する感じ。
世間にはひどいぐらいデフォルメされたサンタも存在してるのだから、それに比べたらチョロギのサンタ具合は自然物として神懸かり的だと思う(色付けたけど)。
サンタは誰だクイズ
実際チョロギはどれくらいサンタに似てるのか、 サンタの人形を使ってどれがサンタかクイズを作ってみた。
さすがに無理があった。