ありがとう、ホテル立山
翌朝、早々に朝食を済ませて、ホテルの外に出てみた。
外に出た瞬間、一面の銀世界と鋭く切り立った山が見えた。
標高2450mは凄かった。僕はこんな山の中で一晩を過ごしたのだ。素晴らしいことだ。改めてロケーションの素晴らしさに感動した。 237号室の件は忘れよう。
外に出ている人たちは、みんなスキーで移動していた。僕はフロントで借りた長靴で2、30分うろうろして疲れてしまった。
もう、帰ろう。
ホテルのロビー周辺は、店じまいの準備で忙しそうだった。
冬ごもりに入る準備に追われる人たちをしばらく見ていた。
このホテルにとって、11月30日は大晦日のようなものだ。来年の営業開始は4月10日。それまでの約5ヶ月間、ホテル立山にお客さんが泊ることはない。
冬ごもり中のホテル立山はどうなっているのだろう? そして、1週間とはいえ、お客のいないホテルに泊らないといけないスタッフの人たちは、どんな気持なのだろう?
僕だったらどんなに頼まれても泊りたくない。
だって、怖いから。
後日、237号室の件
東京に戻ってから、「シャイニング」を2回見た。そして、237号室の描写に来るとホテル立山の夜を思い出す。
どうして237号室がなくなっていたのか?
そんなことを考えながら、Youtubeで映像サーフィンをしていたら、こんな映像を見つけた。
https://www.youtube.com/watch?v=q9bt6V6v-JY
色々な映画の中に「237」という数字が登場している。237という数字には何があるのでしょう?
ご存知の方、教えてください。