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ちしきの金曜日
 
みんなでエスカレーターを見に行った

ステップ手前の「床板」をじっくりと眺める参加者たち。

これを知ればあなたもエスカレーターマニアに仲間入りかも

ところで今回、田村さんの解説で驚きだったのが、エスカレーターのステップが始まる手前、いわばエスカレーターにおける滑走路とでもいうべき「床板」という金属の床の模様に、メーカーの個性が表れている、というもの。

これにはおどろいた。面白い!みんな気がついてた?


この模様は日立の定番だそうです。

「三菱は几帳面です」とのこと。ロゴのカーニングがかわいい。あと「B1」の形もキュート。

小さな正方形がびっしり。「シンドラーはきっちりしていて一目で分かります。好きです」と田村さん。いやいや、ふつう一目で分からないです。というか、二目でも何目でも分からないです。

「フジテックは"F"の文字が隠れてるんですよ!」

このかわいい模様は…忘れました。まだまだ修行が足りない。なんだっけ?田村さん。

これを知ってからみんなエスカレーターに乗る前は床板(っていう言葉も覚えちゃったし)をチェックするようになった。


ちなみに前出の「レインボーエクスプレス」は日立製だが、床板のメーカーロゴがレアな筆記体で「池袋に行った際にはお見逃しなく」とのことです。

これだけではない。田村さんと一緒にエスカレーター鑑賞法指南がこれで終わるわけがない。

なんと、手すりの形にも注目なんだそうだ。


手すりの端。ふつうはこういう単純な半円のライン。

ところがこちらは上の方がなよっとしてる!

したの「なよっ」には「エスコートライン」という名前が付いているそうです。自然につかみ離せるというもので、日立の特徴だとか。田村さんによれば日立は特徴ある工夫が多いのだそうだ。へー。

床板とターミナルライン(手すりの端っこのことをこういうようですよ)の形状に注目できるようになれば、エスカレーターマニアとして第一歩を踏み出したということだろう。

一歩踏み出せば、そのあとはどんどん上昇だ。エスカレーターなだけに。


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