一度登り始めたらもう登るしかない
沢登りは普通の登山と違って、登り始めたら引き返すことが出来ない。なぜかというと、登るより降りる方が圧倒的に危険だからだ。どうしようも無くなれば懸垂下降(※)で降りることも可能だが、何度も懸垂下降をしていては日が暮れてしまって更に危険になる。ということで、現実的には登ってしまうのが一番良い。
だが、時として「どうやって登るんだよ・・・」みたいな滝も出てくる。例えば、小川谷だとF11(11番目の滝)が高さ20mある。
狭い谷で見上げる20mの滝というのはなかなかに迫力があり、巨大モンスターに似た迫力がある。しかも、そこを登らないと先に進めないのだ。後ろには戻れない。先に進むにはとにかく登らなきゃならない。
当サイトライターの住さん(高いところが嫌い)がいたら楽しかったろうなぁ、なんて思いながら先に進んだ。
※ロープを使って垂直の崖を降りる技術。その為の装備(エイト環やATC)は持ってきてある。 |