2台目のライブカメラに映ります

次は「電力館・シダックス方面（地図では2）」にあるライブカメラに映る。ここでも最初はライブカメラ探しから始まる。テレビカメラのように誰かが構えているわけでないし、大抵のライブカメラはビルの屋上などに設置されているので、ライブカメラの存在を知らないと、まずカメラがあることに誰も気がつかないと思う。

小学生のパレードも通り過ぎて、渋谷は少し静かになっていた。今度は静かにライブカメラに映れるだろうと思う。手を振りカメラを確認して、ユニクロのパーカーを脱ぐ。移動中に僕がユニクロのパーカーを着ているのは、決して「友の会Tシャツ」が恥ずかしいからではない。寒いからだ。

This is ライブキャメラ

ライブカメラの画像では分かりにくいが、僕がライブカメラに映っているこの瞬間、現地はオリンピックの招致が決まった国くらい盛り上がっていた。僕のここ最近の思い出では一番の盛り上がりだったと思う。

僕がライブカメラに向かってピースやらをしていたら、写真の人たちに英語で「まんだらけ」はどこだと聞かれた。いや、僕は英語がほとんど分からないので自信はないが「まんだらけ」に行きたいと言っていたと思う。実は空耳で「まんだらけ」と聞こえただけで、本当はライブカメラはどこだと聞かれていたのかもしれない。僕がライブカメラを指差して「This is ライブキャメラ」と言うと写真のような状態になったので。

3台目のライブカメラに映るぜ！

3台目は「パルコ方面（地図では3）」にあるライブカメラだ。これで「渋谷公園通り」というサイトのライブカメラはすべてジャックしたことになる。時間もお昼に近づき渋谷はだんだんと人が増えてきた。カメラ探しも微妙に恥ずかしくなる。

サイトの地図がとても丁寧なのでライブカメラの位置も大体分かっているし、ライブカメラ自体を見つけることにも慣れてきたので、さくさくと進む。後はユニクロのパーカーを脱げば準備万端だ。先にも書いたが、移動中に僕がユニクロのパーカーを着ているのは寒いからだ。

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上のライブカメラの画像はほんの一瞬で、本当は1〜2分ポーズをとっている。だから、秋の高い空を見上げ、ピースやらTシャツをアピールすることは多くの人にとっては不思議に見えるのだと思う。

ライブカメラに映っている最中に女性のグループが後ろを通った。僕は四六時中iPodを聞いているホワイトイヤホン世代なので、決して耳の聞こえに自信があるわけではない。ただ、この女性グループの一人が「何、こいつ上むいてんの」と言っていたのが聞こえた。いま、この瞬間が全世界に中継されているのだ。ひと昔前では考えられない、すごいことではないか。一緒に映ろうではないか。