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ひらめきの月曜日
 
農産物直売所でハイテンション

総合力で迫ってくる「みずほの村市場」

最後に紹介するのは、茨城県つくば市にある「みずほの村市場」という直売所だ。直売所にはさまざまな規模のものがあるが、ここはかなり大きい方だと思う。


つくば市にある「みずほの村市場
にぎわっております

木材の素材感を生かして建てられているのも、直売所としての雰囲気を盛り上げる。来訪時もかなりのお客さんでにぎわっていて、活気に満ちた人気の直売所だ。

直売所とは、その名の通り農作物の生産者が作ったものを自身で納入して販売する場所。それゆえ、この手の店には生産者の顔写真がずらっと並べて張ってあるのをよく見かけることになる。


直売所に来たなー、と感じるこの掲示
ただ、どうも気になるのを発見

たくさん直売所を回っていると、いつの間にかそれぞれの充実度のようなものを感じ取れるようになる。この「みずほの村市場」は総合的にレベルが高く、例えばそれは、生産者のみなさんの写真がみんなとてもいい表情をして写っていることからも読み取れる。

それはそうなのだが、普通の名字と名前が並ぶ中に、「ピーターパン」と書かれている写真を発見。

あれか、ネバーランドにいると聞いていたあのピーターパンか。でも、写っているのはやさしそうなおじさん。夢見がちという風でもないように見えるけど、そういうのって別に見た目でわかるわけでもないか…。

などと迷っていたのだが、並んでいる商品の中に「ピーターパン」という製造所が納めているパンを発見。写真は代表の方のようだ。


ごはんが欲しくなるキュウリの漬物
レンコンの煮物はまだあったかい

のっけからピーターパンに軽いおもしろパンチをもらってしまったが、そういう横道的な部分でなく、来てくれた人にアグレッシブにアピールしようという姿勢がこの直売所ではいろいろな部分に感じられる。例えばボリューム感ある試食がそうだ。

タッパーにどーんと盛られたキュウリのしょうゆ漬け。食べてみると、これがまた買いたくなるうまさなのだ。

右の写真は大きなボールに入ったレンコンの煮物。つまようじなどはなく、調理された素材をみんな手づかみで食べている。自分も食べると、なんだかわからない一体感が湧いてくる。


雷様の子供かと思った
器にあるのは…なんだこれ?

さらに売場を歩いていると、子供が熱心に試食をしている様子が目に入る。導かれるように近づいて見たところ、細かく刻まれた野菜が器にある。

万能ネギ? でもそれって、こうやって試食するものでもないだろう。疑問に思いながら食べてみると……ニラだ!

実体がわかったところで、試食としては相当意外なニラ。みじん切りにして酢醤油をかけてあるだけなのだが、これがびっくりするほどうまい。試食させたくなるのがよくわかるおいしさだ。


確かめてみたくて購入
コンビーフ風のハム、でも大豆

充実の園芸コーナーだが…
とぼけっぷりは休みなし

野菜以外にも、黄身が2個入りという卵や、コンビーフともハムとも大豆とも書いてある加工食品など、気になるものがたくさん並んでいる。奥の方にある園芸部門にも変わった植物が置いてあって飽きさせない。

そして進んでいく中で強く惹かれたのは、この看板だ。


英語で言うとドリームハウス

素材の風合いを生かしたままの木の板に、「夢の館」と書いてある。

どうしよう、夢の館だ。予測していない不意の出会いに戸惑いを隠せない。夢の館って急に言われても…。もしかしてちょっとエッチところだったりしたら…。

心の準備ができていないままの遭遇。それにしても、「夢の館」と書いてある左右に並んでいるのはなんだろう。


答えは「でかい木靴」
入口をくぐったところ

意味がわからない大きさの木靴が並ぶゲートをくぐると、何とも説明のつかない空間がそこにはあった。日本風の庭園、と言葉にすることはできるが、それでこの場所を説明することができたようには思えない。

ここは夢の館。千葉にある有名な夢の国とはずいぶん違う。「夢の館に連れていってあげるよ」と言われて、連れてこられたのがここだったら結構がっくり来ると思う。子供だったら泣くかもしれない。でもはっきりと書いてあるから揺るぎない。


まだ奥がある

しかし考えてみれば、こういう乾いた夢、見たことあるような気がする。そういう意味ではリアルさを追求した夢の世界と言えるのかもしれない。

館の中はよく家屋内にあるような戸に仕切られて奥があるのだが、これは開けることができないようになっていた。それでも顔を近づけて、中を覗いてみることはできる。


夢の奥には…
でかい鳥がいた

二黄卵、ちゃんと2つ入ってました

都会の先端的なスポットにはない魅力にあふれた、農産物の直売所。どこもよく見ると意外な変化球を投げてきているので、今後も見逃すことなくしっかりとキャッチしていきたい。


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