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ひらめきの月曜日
 
逆に顔をでかく魅せる


個人的に「なんか顔でかいね」と言われることがしばしばある。

世の中では八頭身がかっこいいとされたり、女性向け雑誌で小顔メイクが特集されたりするなど、顔が小さいことがもてはやされる風潮があるようだ。なぜなんだ。

そのことを感じる度に顔デカ派は傷つけられてきた。ああ、もう少し顔が小さければと、ありもしない妄想を考えることもあった。

叶わない妄想は人を卑屈にさせる。そして卑屈さは、ある域まで高まると限界を迎えて逆切れる。小顔なんて知るか!もういい、俺の顔はでかいんだ!

世の中の小顔価値観に対するカウンターカルチャーとして、逆に顔をでかく見せる方法を考えてみました。

小野法師丸



ニーズの有無とは関係なく送るデカ顔方法論

顔が小さいことが外見において優れている、とされる価値観はいつ頃からあったものなのだろう。「小顔」という言葉が聞かれるようになったのはそう古くからではない気がするが、「八頭身」という言葉はかなり昔からあると思う。


やっぱり小顔はかわいいなあ……いやダメだ!

写真はたまたま立ち寄った店の美容用品コーナーで見かけたもの。ここでも小顔が強調されている。確かに「小顔小悪魔」ならかわいいかもしれないが、「デカ顔悪魔」は相当きつい。

…いや、そういう世間の価値観に同調的な話ではない。そこを逆転させたいんだ。


なんか変 (こちらの記事より) 意図することなくデカ顔 (こちらの記事より)

デカ顔をテーマにしたわけではないこれまでの記事の写真でも、どうも顔が大きく見える。その方法論を考えたい。

どうしたら顔をでかく見せることができるのか。そういう情報にニーズはないだろう。それで世の中のデカ顔に福音をもたらすことなんてできないだろう。それでも情報としての必要性に関係なく、小顔という風車に突進するドン・キホーテとなることで、デカ顔らしく生きる希望の旗印を示したいのだ。


メソッド1:「デカ顔を作る」

顔をでかく見せたい。その結果にどうつなげるかを考えたとき、最もストレートな方法は「でかい顔を作る」ということになると思う。


自分の顔を大きく印刷してボードに貼る 問答無用にデカ顔

顔をでかく見せるというより、問答無用の事実として顔がでかい。そういう事実に基づく説得力があるはずなのに、こうして見てみると全然説得力はない。おかしい人、というだけだ。


このデカ顔はこれまでも登場してきました(こちらの記事より)


この方法の利点は遠くからでも人から自分だとわかってもらえることだろう。ただ、持ち運びが大変で、ガード下にもつかえやすいというあたりは、なかなか実生活に取り入れるのは難しいかもしれない。


メソッド2:「ちっこい体を作る」

これはメソッド1の逆からのアプローチだ。顔がでかいという認識が、体と顔との大きさのバランスから生まれるのならば、体の方を小さくする方法もあるわけだ。


自分の写真を切り取って 本物の顔と接続すれば完成

比較的簡単に、比率的には相当おかしなことになっているデカ顔ができあがる。

ただこの方法の弱点は、顔がでかい人に見えるというよりも、体が極端に小さい人に見えるというところにあると思う。今ひとつデカ顔の迫力に欠けるのだ。


バランスの悪い顔ハメ的な舞台裏

そもそも顔がでかいとか体が小さいとかいう前に、ふざけているようにしか見えないというおそれもある。写真自体の持ち運びはコンパクトなので簡単なのだが、ステージ的なものが必要になるのも欠点だ。

これまでの方法にもそれなりの成果はあったかもしれないが、飛び道具なしで、もっと実践的に生活に取り入れていけるものも考えたい。


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