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ロマンの木曜日
 
何が凄いの?一眼レフ

見た目も大事だよ

ここからは編集部、工藤さんも参加してくれた。工藤さんも最近新しく一眼レフを購入したそうだ。なんともカメラ好きの多い環境よ。


良い一眼レフ持ってたら自慢できるからね。 一眼使用、安藤撮影

僕「工藤さんは何で一眼を使ってるんですか?」

工藤さん「かっこいいし、人に自慢できるから」

子供か。だが、これも一眼使用者の素直な声だろう。

ポイント
一眼はかっこいいし自慢できる。


写真の腕がある人のコンデジよりも

一眼使用尾張撮影

一眼持ってる素人の方が写真上手そうに見えないか。

コンデジ使用安藤撮影

写真の腕は見た目からは分からない。一眼持ってる方が綺麗に写真を撮りそうじゃないか。

一眼が欲しい理由にそれがある。
取材に行って写真を撮るときにポケットからコンデジを出すと「それで撮るの!?」という空気が流れるのだ。

安藤さん「あー、確かにそういうことありますね。僕もいつもはコンデジ使ってますが、取材協力をお願いしたときはでかいカメラ持って行きます」

初めて会う人から信頼を得るには見た目も大事だ。その点一眼のごつさは重要な武器になる。

ポイント 
一眼使ってると写真上手そうに見える。

 

場所、ポーズを指定して撮るのは難しい。

よく撮るものはやっぱり人だ。家族や友人との写真こそを綺麗に撮りたい。人物撮影では違いが出るのだろうか。


なんだこのへっぴり腰 一眼使用、安藤撮影

いつも人を撮る時は構えたりせずパッと撮る。このように改まり、向き合って写真を撮るのは気恥ずかしい。


ザ・迷走。 一眼使用、安藤撮影

ただ撮るだけではなく、背景、ポーズを指定して、撮りたいものを作る撮影。どうやって撮ればいいか分からない。そしてそれの答えは無い。答えを作る、人物撮影。こりゃあ難しい。

カメラマンの技術として、写真の腕よりも重要なのは場を作る事。安藤さんの言葉が少しわかった気がしてくる。

 

迷いなく人を撮る安藤さん

なんとかかんとか撮り終えて、安藤さんと交代する。


近い。  一眼使用、尾張撮影

カメラを持つなり迷い無く動く安藤さん。近い。凄く近い。

僕「安藤さん、めちゃくちゃ近いですね」

安藤さん「工藤さんを撮るんだから工藤さんらしさが見えればいいなと思って。近いほうが、見やすいでしょ」

分からない。その理論は分からないが、安藤さんは真剣だ。


一眼に持ち替えても至近距離から撮り続ける安藤さん。 コンデジ使用尾張撮影

おっさん二人が面と向かって真顔で写真を撮っている。 二人の間にふざけた空気は無い。黙々と撮り続ける。撮るおっさんに表情を崩さない撮られるおっさん。二人はただの会社員。

一眼に持ち替えたあたりから感じる通行人の目線。何を撮っているんだと興味を惹く。一眼で撮ってると被写体が気になるようだ。

ポイント
一眼で写真を撮ってると被写体が凄く思える。 

 

腕も一眼もあればいいが、違いが少し。

こうやって撮った工藤さん。二人のベストショットはこれだ。


一眼使用安藤撮影    
コンデジ使用安藤撮影  

一眼使用 尾張撮影  
コンデジ使用 尾張撮影  

安藤さんの写真は一眼の方が明るくて、背景ボケて工藤さんが際立つ感じがする。これが一眼効果か。

僕の写真は一眼を使っていても背景がボケていない。ボカすやり方分からなかった。使い方を知らずに一眼を使ってもこうなるということか。

・ポイント
腕がないと一眼を使いこなせない。


近い。  コンデジ使用、安藤撮影
これがベストショットだったらどうしていいか分からない。

コンデジ使用、安藤撮影


これらの写真を選ばれていたら判断が難しかったがベストショットではどちらがいいとは言いずらい。機材と腕だけで写真が決まるわけではない。

ポイント
腕とカメラがいいからいい写真が撮れるわけではない。

 

一眼といえば花。

ここまで色々なものを撮ってきたがやはり一眼といえば花を撮るおじいちゃん。最後に花を撮りましょう。


工藤さんも一緒に撮る コンデジ使用尾張撮影

手持ち無沙汰な工藤さん、ならば一緒に花を撮る。男三人花を撮る。


ボディがデカくて思った位置にいけない 一眼使用、工藤撮影

植え込みに咲いた小さな花。コンデジならば隙間に入れてパッと撮れるが、そうはいかない大きな一眼。大きい分だけ取り回しが大変だ。

ポイント
コンデジは小さいので扱いやすい

 

花は違いが出やすい

花を撮るおじいちゃんはみんな持ってる一眼カメラ。そんなに違うか、花の映りは。


一眼使用 安藤撮影  
コンデジ使用、安藤撮影   

一眼使用 尾張撮影   
コンデジ使用、尾張撮影  

こりゃ違う。全然違うぞ花映り。

まず安藤さんと僕で全然違う。安藤さんの写真は花の形、 特徴が分かり、色が綺麗に出ている。僕の場合どんな花 なのか分かりづらく 花のよさも全く見えない。

先ほど出たテクニック『背景を抜く』を使えばいい感じに 撮れるのではと思ったのだが全くの裏目に出た。 技術には使うべき場面があるのだ。


実際はこんな写真ばかり

コンデジ使用、尾張撮影

太陽生命を撮りたかったのか。 

コンデジ使用 尾張撮影

そして一眼とコンデジとの違いもものすごい。 先ほどのベストショットでも明るさにかなりの違いがあったが、 コンデジで撮った写真の8割ピントが合っていなかった。 あれでも良い方の写真なのだ。


繊細さが伝わる

一眼使用安藤撮影 

ちょっと散漫な印象。 

コンデジ使用、安藤撮影

安藤さんが撮った写真も一眼はきっちりピントが合っており、見せたい花だけに集中している。コンデジの場合ピントは合っているのだがピンポイントではなく周辺にも合っている為、他の所にも目がいき散漫になってしまっている。

・ポイント
一眼はとてもピントが合わせやすい。腕があると技術を正しく使える。

そりゃあ花を撮ってるおじいちゃん、みんながみんな一眼使うわという結果になった。

やっぱり普段撮るような写真でも写真の腕、機材の良しあしによる写真の違いはある!確実にある。

差が出やすい時、出にくい時もあるが、一眼の方が映りが良いのは確実だ。それにカッコいいし、写真が上手そう見える。でも、じゃあ買おう。とはならない。一眼レフはやっぱり高い。すでに持っているコンデジでも十分な画質がある。一眼は必要充分以上の画質を求めて値段や重さを気にしない。そう考えると一眼はもう趣味や仕事の域に入っていると考えてもいいかもしれない。

その点、写真の技術は機材によらずいい写真を撮ることが出来る。持っていて損のないものだ。やはり一眼を買う前に技術について勉強してみようかなぁと思った。あぁ、でも一眼レフもやっぱり欲しいなぁ。

物欲との戦いは続きそうです。

撮影していたら安藤さんのレンズにセミがとまった(嘘)。 

一眼使用安藤撮影 

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