デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ロマンの木曜日
 
何が凄いの?一眼レフ

知らぬ機械は触るの怖い

※このページ以降の写真は縮小以外の加工は行わず、写真下に誰がどのカメラで撮ったかを記載します。

安藤さんから話を聞いて、写真撮らなくても良いかなと、思いながらも、写真を撮る。やらなきゃ記事にならぬのだ。

企画最初の被写体は、近くにとまっていたセミだ。


セミ撮り。

コンデジ使用、尾張撮影

こういう場合、望遠レンズのほうが良い。レンズを換える安藤さん。その慣れた手つきや一眼の機械加減がカッコよく、企画趣旨とは関係なく、安藤さんと一眼の写真が綺麗に撮れて欲しいと思ってしまう。


ぎこちない僕。

コンデジ使用、安藤撮影

僕も一眼を使わせてもらう。慣れない一眼にそれを持つ手もおぼつかない。写真を撮る前に聞いておかなきゃいけない事が。

僕「何かしちゃいけないこととか押しちゃ駄目なボタンとかありますか?」

そう、怖い。高価な機械にボタンがいっぱいついている。好奇心から色々押したいが、押したらどうなるか分からない。もしかしたら押したら壊れるボタンがあるかもしれない。

安藤さん「別にありませんよ。好きなように使ってください」

これを聞いて一安心。気になるボタンは押してみる。押して何が変わったかは分からないがニヤニヤする。一眼、楽しいぞ。

ポイント
一眼レフはいっぱいボタンがあって楽しい。

 

写真の腕の差が一目瞭然

こうやって撮った写真の中からそれぞれが選んだ
ベストショットを比べていただこう。

※ベストショットの写真はクリックするとちょっと大きくなります。興味がある方は画質もチェックしてみてください。


一眼使用、安藤撮影
コンデジ使用、安藤撮影

一眼使用、尾張撮影
コンデジ使用、尾張撮影

えぇー!こんなに違うのか!!画像確認、驚いた。

安藤さんの写真はセミが際立ち、今にも動き出しそうだ。それに対し僕の写真はセミがどこにいるか分からない。なんだ、なんだこの違いは。

僕「なんだか凄く違いますよ。どうしてこんなに差が」

安藤さん「『背景を抜く』って言うんですけど被写体の後ろに大きな空間を作ってあげると被写体が際立つんですよ」

当たり前のように語っているが、そんな事は初めて聞いた。

安藤さん「あー、やっぱり俺、腕あるのかも!!」

ウハウハ喜ぶ安藤さん。今更それを確認か。と思ったが、何とか企画を続けられそうだ。

ポイント
腕があると被写体が映える。

 

今回一眼とコンデジとの差はあまり感じなかったが腕があるとやっぱり写真は違う。

 

やっぱりハト

一眼とコンデジとの差が出やすいのはなんですか。と尋ねると、動きのあるものは違いが出やすいとの回答。ならばやっぱりデイリーポータル、ハトを撮る。


撮りましょうかと腰落とす。

コンデジ使用、尾張撮影

いくらなんでも低すぎやしませんか。

コンデジ使用、尾張撮影

 ハトを撮る。決まると迷わず腰落とす。そんなアグレッシブに!?と戸惑うが、一切周りを気にしない。場所が場所なら一発アウトだ。


これはアウトか。

コンデジ使用、尾張撮影

取材時にカメラ片手に街中歩くと、不意に感じる人の視線。その場合、コンデジならスッとポケットに入れられる。一眼は怪しまれてしょうがないのではないか。

安藤さん「そんなことありませんよ。堂々としてたら大丈夫。三脚とか立てちゃえばもう全然平気です」

写真上級者はこう語る。安藤さんが思ってるだけじゃ無いですか。という言葉は飲み込んだ。

ポイント
一眼のほうが、怪しいけど大丈夫。

  

一眼レフは重い。

今回僕は初めてハトを撮ったのだが、これがめっぽう難しい。ある程度までは近づける。しかし撮れるまでには近づけない。いざ撮ろう、するとハトはそっぽ向く。これは意外に強敵だ。


まるで遊んでいるかのよう

コンデジ使用、安藤撮影

二つのカメラを、交互に持ってハトを追う。普通に持っていた時には気づかなかったが、意外と重い、一眼レフ。走ったり、長時間持つとその重さが効いてくる。その点コンデジは軽く、疲れない。

ポイント
コンデジは軽く、持ち運びやすい。

 

よく分からなくなる写真の腕

そんな一眼とコンデジの違いを表す写真が撮れたのか。今回のベストショットはこちら。


一眼使用、安藤撮影
コンデジ使用、安藤撮影

一眼使用、尾張撮影  
コンデジ使用、尾張撮影

それ!?その写真!?今回は写真の腕の差とか一眼とコンデジの差よりも写真のセレクトに驚いた。


哀愁漂うハトの背中も撮ったのに コンデジ使用、安藤撮影

こっちのほうが良いらしい。

コンデジ使用、安藤撮影

安藤さんいわく、ハトの動きが伝わるのがポイントだそう。腕だけじゃなく感性までも絡んできた写真選び。どれが良い。一概にいえないところが難しい。


ハトが凄く大きく撮れている。    

一眼使用、安藤撮影

だけど明らかなこともある。それは一眼レフの反応の早さ。

今だ!と狙ってシャッター切る。押した瞬間に写真が撮れる一眼レフ。コンデジならば、撮れるまでにほんの少しの時間がある。動く被写体の場合それが大きな違いになる。


ハズレ。

コンデジ使用、尾張撮影

一眼安藤>一眼尾張>コンデジ安藤>コンデジ尾張

この順でハトを大きく、枠内に捉えられて、ハズレも少ない。だから良い写真が撮れるというわけじゃない。だけど腕よりも機材のほうが重要になる場合もあるのではないか。

 

ポイント
やっぱり動く被写体の場合は一眼のほうが捉えやすい。


そしてどうにかこうにかしたらこんな写真も撮れるようだ。ダイナミック! 

一眼使用、安藤撮影

徐々に明らかになってきた気がする一眼の凄さと写真の腕。 


< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.