なわとび・交差跳び
ここからはすべて、できたことがない種目である。うまくいったら、ぜんぶ人生初成功。幸先がいい。しかも失敗したところで、元々できない上に何の努力もしてないわけだから、悔しくもない。こんなにポジティブな気持ちで運動に臨むのははじめてだ。
今回は、交差跳びが5回以上できたら成功とした。5回の根拠は特にないが、「3回くらいにします?」という安藤さんに、僕が「いや、5回にしましょう」と言って決めた。
昔、交差跳びができなかったあの頃とは違う感覚。これはいけるかも。1,2,3,4,…
縄跳びなんてもう15年以上やってないかもしれない。体が重く、小学生のころとはぜんぜん勝手が違った。昔はただリズムよく跳べばよかったけど、いまは「体を持ち上げる」という感覚がある。まとわりつく重力。
その割に4回も跳べたのはなぜだろう。会社生活で培った問題解決能力や業務知識、コンプライアンス意識が効いているのかもしれない。
よくわからないので適当なことを言った。なんにしろ、5回跳べてないので失敗だ。
俺ルール発動
そして斎藤さんと安藤さんは、9回ずつ跳んだ。余裕だ。
安藤さんが軽快に跳ぶのを見て、斎藤さんは「トレーニング中のボクサーみたい」と言った。はい、安藤さんはそうだし、僕は斎藤さんのときもそう思ってました。
そんなかっこいい二人をよそに、僕もあと何度か挑戦したけど、結局5回には届かなかった。悔しいので「やっぱり3回でいいことにしましょうか」と言った。
安藤さんは「いいですよ、石川さんの企画だし」と言った。
こうして、僕は人生初の交差跳びで15ポイントをゲットした。
逆上がり
続いては、自転車の手放し運転。
僕はふつうに自転車に乗れたのも突然だった。幼稚園の頃に練習したもののどうしてもうまく乗れず、小1のときにあきらめた。そして小2のある日、ふと思い立って乗ってみたら、スイスイ乗れたのだ。
このことから察するに、いまふと思い立って手放し運転をしたら、スイスイ乗れてしまう可能性が高い。
石川。瞬間的に離すも、持続時間1秒以下
自分では2〜3秒はできていたつもりだったのだが、さっきデイリーポータルZテレビに動画で出ているのを見てあわてて「1秒以下」に書き直した。手放し運転をしていると時間はゆっくり進む。僕なりの相対性理論がここに確立した。
関係ないけど、安藤さんは何をやらせても確実にキメ顔作ってくるのですごいと思う。