里の中を歩く
かくれ里は楽園っぽい
トンネルで千と千尋を達成してもう肩の荷が下りた気がしたのでこの後は興味あった集落の中をぶらぶら歩く。
この季節のどかでよかった。道に花がよく植わってるなーと思ったらほっかりしたおばあちゃんがよちよち出てくるのだ。ああのどかすぎて腰がぬける。
ハナ…コレモハナ…とのどかサイボーグが集落を行く。
家は今の家
かつて隠れ里、といっても白川郷みたいな合掌造りの家があったりするわけではなくて、今っぽい家がならんでいる。
観光地でなくて今も生きた山間集落なんだなと、まままここでも一杯やってください。
警察はないが消防はある
お地蔵さんかと思ったら消火栓。そういえばここを歩いて消防団の分室や半鐘はあったが交番や警察署はなかった。
平和。おそろしく平和である。
このままだと僕は「パトロールに行ってきます」と頭をパンにして空を飛びかねないがまだある。
これから行くのは「集落で唯一の商店」なのだ。くわっ、この響き。「大草原の小さな家」といい勝負できるくらいのビッグピース。まだ何も語ってないのに深イイ話というやつである。
この間ずっと感動して泣いている
店はおばあちゃんが一人でやっていた。お客さんは小さな女の子。さあ、書いてください。みなさん、これで小説を書いてください!
店で飲み物などを買い、帰りのトンネルを歩いて通るのが怖かったので(幅が狭いからあれ絶対怖いよ)タクシーも呼ぶことにした。
トンネル入ってからずっと携帯は通じないので唯一の公衆電話(どうも僕の涙腺は「唯一」に弱いらしい)を使い、電話帳を借りた。電話帳はしみじみ薄かった。