デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ひらめきの月曜日
 
日本橋・ナンバー銀行コンプリート散歩台湾コネタラッシュ

ぐんぐん数字が飛びます

「第四銀行」を見てきたが、実はもう一桁数字の銀行はない。次になるのは結構飛んで「十六銀行」。ここから先は、「第」がつかず、「いきなりの数字+銀行」という形式の名前になっていく。


こちらもクラシックな雰囲気の看板
この行章はよく見れば由来がわかる

岐阜県に本店がある十六銀行。行章もかっこいい。

この行章のモチーフは、しばらく見ているうちに気がついた。輪を描くように並んだ漢数字の「十」が六つ。十が六個で十六銀行、ということだろう。


ガラスにも行章がびっしり
これほしいな

行章は店舗のガラスにもみっしりと描かれていた。透明なガラスに赤い行章がよく映え、デザインとしてもきれいだと思う。

最近の銀行では発行するキャッシュカードのデザインをいろいろと選べるようになっているが、十六銀行ではトムとジェリーデザインのものが作れるらしい。子供の頃にアニメを見た記憶がある者としては懐かしい。

これまでとは違った雰囲気のマーク
ビルの中にある店舗です

十六からひとつ飛んで、続いては「十八銀行」。長崎を基盤とするこの銀行の東京支店は、ビルの6階にある。そのため、銀行というよりはオフィスのような雰囲気が漂っていた。

第三銀行もそうだったが、合理化などのためにビルの2階以上にある店舗を「空中店舗」と呼ぶらしい。そう言われるとかっこよく思えてくるではないか。

銀行のマークはこれまで見てきた銀行のクラシックなものとは一線を画すタイプ。「18Bank」と書かれたうち、「8」と「B」が合体しているところに意匠がある。

さて、「1」の銘板を見たあと、3・4・16・18とやってきたナンバー銀行めぐり。次はいくつかというと…。

かなりワープしました

77である。ずいぶん飛んでしまった。77−18で、59も飛んでいる。

現在、19から76までの数字がついた銀行はない。もともとはその間の数字の銀行も全てあったのだが、大部分は合併などをして、別の名前の銀行となっているわけだ。そういうことを知ると、よくぞ生き残った七十七銀行、と感じたりもする。


行章のモチーフはしばらく考えて思いついた
有名コンビニっぽくも見えるか

ちなみに読み方は「ななじゅうなな銀行」ではなく、「しちじゅうしち銀行」。昔風の呼び方にも聞こえ、歴史を感じさせる。

くねくねとした図柄の行章は取材当日はわからなかったのだが、原稿を書くにあたってじっと見ていて気がついた。真ん中のきらめきマークのようなものの周りに、羽を広げた鳥が4羽、輪のようになっているのではないか。

謎のくねくねだったものも、わかって見えるとかっこいい。店舗のガラスには「77BANK」との表記もあって、なんとなくコンビニのようにも見えた。

18からグーンと飛んで77まで到達。さてあといくつあるだろうか。


< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.