デイリーポータルZで紹介された料理に関する記事を集めたレシピ集。今回は後編として2007年以降の記事からピックアップしたものを加えました。
深海魚料理、漬け物ピザ、高瀬揚げなどなど。レシピを見て今日の晩ご飯を決めようと思っているお母さんには向きませんが、夏の自由研究がまだ決まらないお子さんにはもってこいのレシピ集となっています。
前編同様、ぜひご活用ください。
(デイリーポータルZ編集部 / 安藤 昌教)
テーマはチャレンジ
レシピ集後編は比較的最近のデイリーポータルZからピックアップしています。
この時期になるとライターも食べたいものは一通り作ってしまった様子で、全体的に「さあいよいよ新しいものに挑戦するぞ」という意気込みが感じられるようになってくる。そのためか、かなりチャレンジングなレシピが増えてきているのだ。たとえばこちら。
ライター高瀬さんが自らの名前を冠した自信作「高瀬揚げ」のレシピ。油揚げをどこまで厚くできるか、その限界に挑んだ意欲作だ。途中から(それは厚揚げでは…)という思いも交差するのだが、そこは高瀬さんが譲らなかった。
>ならば、やはりこれは高瀬揚げと言っていいのではないだろうか(本文より)
高瀬さんは他にもバターの量を限界まで多くした「限界スクランブルエッグ」というレシピも発表している。限界に挑む姿勢、これも料理に対する愛の現れだろう。
素材もチャレンジングに
素材からしてチャレンジングなレシピも増えた。例えばライター玉置さんが深海魚で作る料理「深海魚のカルパッチョ」と「ヌタウナギの炒め物」。
レシピには
>そこにヌタウナギを漬けダレごと入れて
と、さらっと書いてあるが、そもそもヌタウナギ自体が深海魚なのであまりスーパーとかには売られていない。できあがりの写真を見るとうまそうなのだが、そこに至る過程を考えるとあきらめざるをえないレシピなのだ。
手に入りにくい食材といえばライター小野さんが発表したレシピ「ハッピーライス」の食材も入手困難だ。
レシピにはこう書かれている
>ハッピーターンから採取した粉を白い炊きたてご飯にかける
粉を採取するところがキモなのだ。逆に言えば粉さえ手に入ればあとはご飯にかけるだけ。
他にも食べられるバランやら干した飯など、なかなか自分では作らないものがたくさん集まった今回のレシピ集。ピックアップしてからこれはレシピ集ではなくて図鑑とした方がよかったのでは、と思った。珍しい食べ物図鑑。
これからも拡充していきます
前編でも書きましたが各レシピは左右の矢印キー(←→)で前後に移動できるので、ぱらぱらめくって楽しんでもらえればと思います。またレシピには元記事がリンクされているので安易に再現しようと思わないで、まず元記事を確認してみてください。
これからも料理記事が発表されるたびにレシピ集に追加していきたいと思っています。最後には伝説になると思いますので、ぜひともその目で見届けて下さい。
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