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フェティッシュの火曜日
 
ペットボトルでウナギを釣りたい

ペットボトルを持って河原にやってきた

本日ウナギを釣りにやってきたのは、埼玉県某所の河原。初めて埼玉でのウナギ釣りに挑戦し、あっさりと3匹釣れたポテンシャルの高い場所である。

エサは河原の土を掘ってミミズを捕まえればいいので、餌代もタダ。どこまでも財布にやさしい釣りである。ミミズ掘るのに一時間かかったけど。


この人がペットボトルでウナギを釣りたいといってきたYさん。今日が初対面なのだが、怖い人だったらどうしよう。 ミミズって探すとなかなか見つからないんだ。ウナギを釣るよりもミミズを掘る方が難しい場合もあります。

エサを用意したら、今度は持ってきたペットボトルに水を六割ほど入れる。

この水を入れるというのが、ペットボトルを使う大きなポイントなのだ。

 

仕掛けを投げ込む

仕掛けを投げ込む方法は、まず左手でペットボトルの糸が巻かれていない下部分を持ち(右利きの場合)、投げ込む方向に先をむける。

そして右手でおもりの少し上あたりを持つ。

これが基本的な構えらしいのだが、なんだか鎖鎌を構えているような気分で楽しい。助走をつけると投げられない人のボーリングのようでもある。


チャー (仕掛けを振り回して遊んでいたら、ミミズがどっかに飛んでいってしまったので気をつけよう)

左手はそのままに、右手は釣り糸を持ったまま、おもりの重さを感じながら後ろに大きく振りかぶる。

目線は投げる方向からそらさない。


シュー (本当は左手のペットボトルの向きが投げる方向を向いていないといけない)

後ろに振ったおもりが降りてくる動きに合わせて、勢いをつけて前方にポーンと放り投げる。


丼! (室伏広治の気分で)

仕掛けが飛んでいくのにあわせて、ペットボトルに巻いた釣り糸が絡むことなくスムーズにヒュルヒュル出ていく。

狙った場所におもりがポチャンと着水したら成功。

要するに仕掛けを投げ込むだけなので、二、三回も練習すれば誰でも思った方向に投げられる。竿とリールで仕掛けを投げるのに比べても全然簡単。簡単すぎて自分が運動神経いいんじゃないかと勘違いしそうになる。

で、これを一人3セット投げ込んでおいた。夕暮れだけにサンセット。ペットボトル釣法は道具代が安いので、仕掛けをいっぱい作れるのがいい。

 

ウナギが釣れるとペットボトルが倒れる

仕掛けを投げ込んだら、余分に出た糸をペットボトルに巻き、最後にペットボトルの首部分に1、2回巻く。

これで糸の出ている位置が高くなるので、ウナギが釣れたらこの水が六割入ったペットボトルがパタっと倒れて、掛かったことを知らせてくれるという仕組み。

ペットボトルに入れた六割の水というのが、風で倒れず、釣れたら倒れる、絶妙な水の量らしい。これがボーリングのピンとかだったらなかなか倒れてくれない。やっぱりペットボトルがふさわしい。

この「釣れたらペットボトルが倒れる」というのが、ペットボトル釣法の合理性であり、醍醐味なのだ。


このように糸を張って立てておくと、
ウナギがかかって引っ張られれば倒れる仕組み。

倒れた後も、ウナギに引っ張られたらその分だけ糸が出ていくので、水が入ったある程度重いペットボトルが川に引きづり込まれることはめったにないはず。とても合理的な仕掛けなのである。

そういえば学生時代、海釣り用の大きなウキが高かったので、ペットボトルをウキとして使っていた事を思い出した。石原さんの意見はある意味正しい。

 

選んだポイントが悪かった

ところで仕掛けを投げてみて気がついたのだが、この釣り場はペットボトル釣法にまったく向いていない。

なにも考えずにウナギが釣れる場所ということでここを選んだのだが、コンクリートむき出しの都会の土手と違って、草ぼうぼうの古き良き河原。地面が土なのはミミズを掘るのには便利だが、ペットボトルが倒れても音がしないし、釣り糸に草がよく絡まる。

また川岸は木やら石やらの障害物だらけで、巻き上げるときに仕掛けが引っ掛かりやすい。竿があればその長さで障害物を避けて抜きあげられるのだが、このあたりはペットボトル釣法のウィークポイントだ。


こういう石積みの河原だと、巻き上げるときに仕掛けがすぐに引っ掛かってしまう。 こういう河原だといいんですけどね。これは「2006年のウナギ釣りを振り返る」の写真。

ついでに流れがわりと強い川なので、軽いおもりだと流されてしまうし、重いおもりにすると小さいウナギがかかってもペットボトルが倒れにくい。


さっそく木に引っかけた。 ペットボトルだけだと不安なので、竿も出すことにしました。

ペットボトル釣法に向いているのは、土手がコンクリートで整備されていて、川の流れが弱くて、岸からすぐ深くなっているような場所だということが、実際にやってみてよくわかった。

ようするに、ここはだめだ。

場所選びに思いっきり失敗したような気がするのだが、移動するのも面倒なので、とりあえず今日はここでやってみることにする。

 
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