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ちしきの金曜日
 
ハトが選んだ生命保険に入る

いま僕は河原でいちばん保険に入りたい38歳

開始から1時間、ようやくハトが皿に近づき始めた。これでようやく保険に入ることができる。入ることができる、ってすごい熱意だと我ながら思う。

これ以上ここにいると熱中症になってしまいそうだ。いま僕が入るべきなのは死亡保険ではなく医療保険かもしれない。そんなウイットはいいから早くハトよ決めてくれ。

被保険者、保険会社、代理店の関係に豆とハト。
代理店(ニフティ)はハトを手なずけた後藤です。

2000万ぐらいがいいですポねー

3000万も捨てがたいポよ

協議中

早く決めてくれ…

ハトは皿のまわりをうろうろするばかりで豆に口を付けようとしない。

ハトが僕の保険額を心配してくれたわけではなく、警戒しているようだ。今さら思いだしたのだが、白い皿はハトが警戒するのだった(光を反射するから?)。これまでの撮影のときにそう思ったんだっけ。

教訓:ハトに何かを選ばせるときは白くない皿で

豆に背を向けてずーっとメスを追いかけているハトもいる。

「うふふふふふ」「あはははは」

そうやって目先の煩悩にふりまわされてないで、長期的な視野を持ったらどうか。と愚痴のひとつも言いたくなったがハトには僕の将来を案ずる義理はないのであった。

 

保険金額が決まりました

警戒している群れのなか、勇気のあるハトが皿に近づき始めた。まるで保険業界のタブーをうちやぶる出口社長のようではないか。と、そのとき思ったんだけど「あのハト、社長みたいっスね」と言う勇気はなかった。

2000万と1000万のあいだをうろうろしている。「いけ!」「たべろ!」と声を出して応援している。こんなになにかを真剣に応援したのは高校生のころ以来かもしれない。忘れられない夏になった。

いけ、食べてくれ。

あ、2000万たべた!

拡大写真) たべたー!

やった!やりましたよ! 感激のあまり握手をするふたり

出口社長がハトは賢い!と感激気味に言っていた。たしかに周囲の人の雰囲気や不自然な豆に気づいて意外に賢い動物である。

「いや、林さんぐらいの年で子どもがいないなら2000万が妥当なんです」

ということだった。ハトのチョイスが堅実、ということだったのだ。2000万を選ぶハトは賢い。

 

さっそく申し込みだ

ネットから申し込める(携帯電話でも申し込める)ので、河原からモバイルでつないで保険の申し込みをする。河原で2000万の契約をするってどんなわけありかと思うが(ミナミの帝王・ナニワ金融的道な)、まったくもってポジティブである。

2000万申し込んじゃうぞー

炎天下ではパソコンの液晶が見えにくいのですが

社長が看板で影を作ってくれました

15分ほどで申し込み完了。河原で本当に保険の申し込みができてしまった。IT技術の進歩が冗談を現実のものにしてしまった。ハトが選んでその場で加入。

なにかしら保険に入らなければと思っていたのだが、こんなに興奮できる加入方法はないと思う。こういった契約をするとあれで良かったんだろうか…とあとから思ったりするものだが、今回はそんな思いは一点もない。さわかやな気分である。

死なないようにがんばります


すばらしい一体感

ハトに焦らされたおかげで金額が決まった瞬間の一体感は素晴らしかった。このチームなら鳥人間コンテストに出ても80mぐらいは飛ぶんじゃないかと思えるほどだった。80mってまた微妙な距離だけど。

加入してガッツポーズが出るような加入方法はなかなかないと思います


リンク
保険アドバイザー
(ハトで選ぶ機能はありません)

協力
ライフネット生命保険株式会社
(この記事の写真のパネルがリンクになってます)


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